2005/03/31

3月最後の日



今日で3月も終わりです。明日からは4月。
早いなあ。
学生の方はもちろん、新社会人の方、他にもいろいろ新しいことが
はじまる季節ですね。
勤め始めるとあまり普段と変わり映えのない日々だったりもしますが、
やはり節目と言うこともあって、どこかわくわくする気持ちもあると
思います。
桜の花が舞う季節。きっと、物語はすぐそこまで来ているのですよ。



「羽根井優希さん、お誕生日」(オーガスト
いつものようにオフィシャルはロゴが変わってますね~。
「おっきろ~おっきろ~おっきろったら♪」
もうほんと名言だと思うのですよ(笑)。
おたまにフライパンというのもポイント高いですしー。



「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX)プレイ中~♪



上岡由佳里End~♪
ダメだ……由佳里ちゃんが可愛すぎておかしくなりそうです(わはー
一子ちゃんも脇役っぽい扱いだけど、すごく重要な役どころですよね。
いい子だよ……。
甘えたり拗ねたりする由佳里ちゃんを存分に堪能させていただきました。
緋紗子先生の夢も明らかになりましたし、それぞれのルートで少しずつ
違うんですね~。
ほんっと、おもしろかったです。



私信です



淡色館 (来島あわさん)
03/31 珠代さん♪(ウソツキは天使のはじまり)
ネタバレなのかどうかは個人の感じ方によると思いますが、
今回の絵は全然問題ないんじゃないかと思います~。
まだゲームやってない僕が言うのも説得力ないですけど。



MISSING PARK (chisatoさん)
��月30日 若菜サンリ♪(スターシップオペレーターズ)
��話ぐらいまではちゃんと見てましたが、それからは録画オンリーで
まだ見れてません。もう終わっちゃったんですね…。
この子の告白シーンは、それはもうびっくりしたですよ~。



2005/03/30

1192つくろう



ジンギスカ~ン♪
��94うぐいすジンギスカ~ン♪
��941っぱつジンギスカ~ン♪
ひつじひつじ~ひつじ肉~♪



いえ、別に今日ジンギスカンだったとかじゃないんですが(笑)。
仕事中にふとこのフレーズ思い出してしまい、延々と脳内で
リピートされてました。
これがこのみマジックか(違います
もう春だからなのでしょうか(わはー
どうでもいいですが、この歌が耳から離れないのは僕だけなのでしょうか。
タマ姉の半分投げやりな「るーるる、るーるる、るーるーるー」も意外に
好きだったりしますけど(ぉ



「サナララ」(ねこねこソフト)通販受付終了~。
終了するの早っ!(笑)。
昨日のうちに予約しといてよかったなあ。
後は郵便局に行って、振込手続きするだけですよ~。



「サッカー 日本対バーレーン」
家に帰ったときには、すでに後半のロスタイムに突入してました。
つーか、帰るまですっかり忘れてたというか(えー
とにかく望みが繋がったようでよかったですよ。
最後のイエローはもったいなあと思いましたが。



「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX)プレイ中~♪



由佳里ちゃん~♪
なんかもう、由佳里ちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないのですよ?
声優の松永雪希さんも好きになっちゃいましたよ。
台所で鼻歌楽しそうに歌ってるところなんかすごくいいですよ~♪



私信です



いつか見上げた、あの青空の下で・・・ (マスターうーさん)
��月30日 タマ姉♪ (ToHeart2)
タマ姉見るのも久しぶりな気がしますのですよ。
ここのところPS2起動できてないですし。
その企画がすごい気になるので、今度ドリマガをチェックしてきます~。



2005/03/29

にじゅうまんえん…



ちょっと図面をミスってしまったために、もしかしたらすんごい
損失があるかもしれないということが判明しました。
うわん……。
さすがに凹むなあ。



「サナララ」(ねこねこソフト)通販開始~。
オフィシャルで通販がはじまりましたね~。
オフィシャルの通販特典はドラマCDということで、気になる方は早速
予約しちゃいましょう~。



「夜明け前より瑠璃色な」(オーガスト)キャラ紹介追加~。
リースリットのキャラ紹介が追加されました。
この子はやっぱり、けもみみ系ですよね?



「仮面ライダー555」第33話~第34話





  • 第33話~第34話


治療の甲斐も無く、ついに真理は……。
そして、たっくんは真理を助けるためにラッキークローバーへ
入ることを決意。『変身』するのでした。



でも、たっくんはなんでベルトと引き換えに真理の治療を
頼まなかったんでしょうね?
やっぱり、真理を守りきれなかったことに対する負い目が
たっくんを『変身』へと駆り立てたのでしょうか。



「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX)プレイ中~♪



由佳里ちゃん~♪
なんとなく由佳里ちゃんルートに入ったかな?
由佳里ちゃんとダンスの練習もありましたし。
一緒のベッドで……(どきどき)



私信です



淡色館 (来島あわさん)
03/29 リリカ♪(ウソツキは天使のはじまり)
もう終わったんですか、早いなあ。
えちぃが多そうなので、ちょっと楽しみですよ♪



2005/03/28

ずきずき



背中が痛いです(えー
どういうわけか、夕べ風呂を出たあたりから急に痛くなって、しばらく
眠れませんでした。
今日になってもまだ痛いですよ……。
でもなんでこんなに痛いんだろう。何かしたかな……。



「仮面ライダー555」第32話





  • 第32話


ついに澤田が真理を……。
ここのところは覚えてるので、この辺りから毎週欠かさずにチェック
してたんだろうなあ。
でも澤田がどういう気持ちで真理を襲ったのかはさっぱりわから
ないですね。
ただオルフェノクの力に翻弄されたってだけなのかな。



私信です



淡色館 (来島あわさん)
03/28 タマ姉♪(ToHeart2)
やはりタマお姉ちゃんは黒が似合っているなあ…(笑)



いつか見上げた、あの青空の下で・・・ (マスターうーさん)
��月27日 天満ちゃん♪ (スクールランブル)
ひねりがない、と書かれてますが、それが逆に天満っぽいかな、と。
頬染めが可愛いのですよ~。



ぷらちな(しろがねさん)
3/28 イリヤスフィールさん♪ (Fate)
むしろ栞がメインなのでしょうか(笑)
しかし、しろがねさんが描いていると思うと、どことなくトリコロっぽい
雰囲気がありますね~。
花粉症風邪お大事に~。



「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX)プレイ中~♪



由佳里ちゃん~♪
ネタバレがあるので分けておきます~。





由佳里ちゃん寄りに進めると、第二音楽室にみんなで行くときに
由佳里ちゃんが気絶したのを寮に連れて行くのは瑞穂ちゃんなん
ですね。
でも途中で目が覚めた由佳里ちゃんに、寮に戻るように言って
瑞穂ちゃんは学院に戻るんですが、ひとりが怖いので由佳里ちゃんも
学院まで来ちゃいます。
んで、由佳里ちゃんはトイレに行きたくなっちゃうんですが、走ることが
できないぐらいなので、なんと瑞穂ちゃんが抱えてトイレまで。
瑞穂ちゃんかっこいいなあ(笑)。
そしてとうとうトイレに到着して、いざ由佳里ちゃんが用を足そうと
したとき、
突然、が!!



由佳里ちゃん、びっくりしておもらししちゃいました。



おもらしですか!
さらに、瑞穂ちゃんは由佳里ちゃんにふきふき



ふ、ふきふきですか!?



いや~、予想外の展開でしたよ。
もう由佳里ちゃん可愛すぎですよ~。



2005/03/27

今日から



日記をはてな仕様にしてみました。
別に深い意味は無いんですけど、なんとなく変えてみようかなって。
ただ、まだ変えたばっかりなのでデザインとかしっくり来てない所もある
ので、4月から正式運用ということで、それまでは見辛いところも
��もしかしたらそれ以後も)あると思いますが、しばらくはご勘弁くだ
さい。
あと、画像はこっちに載せられないっぽいので、それは今までどおり
向こうのページに載せることにします~。



今日は昼飯を外で食べてきました。
名駅の近くに「かつや」があるということがわかったので、店の場所の
チェックに行きました。
調べていた住所にちゃんとお店はあったんですが、けっこう狭い……。
座席数20ぐらいかな? ちょうど昼時ということもあって、席はほとんど
埋まってました。
だから「かつや」で食べるのはあきらめて、「ラケル」まで足を伸ばし
ました。
メニューど忘れしましたが、ハンバーグ&オムライスを食べました。
別に由佳里ちゃんと紫苑さんに影響されたわけじゃないですよ?(笑)。
ハンバーグは普通だったけど、オムライスはおいしかったですね。
でも、味よりも気になったのウェイトレスさん♪
フリフリの制服も可愛いんですが、ポニテっ娘さんがふたりも
いらっしゃって、動くたびにテールが揺れるのがいいですね(わはー
また今度来よう(ぉ



「仮面ライダー555」第25話~第31話





  • 第25話~第31話


すっごい久しぶりです。この辺りは本放送時は見たり見なかったりだった
ので、ようやく欠損してた部分が補完できたかな。



今週の獲物~ (画像はこちら)



「アカネマニアックス 第二章 ~剛田城二入部せよ~」 メディアファクトリー
「魔法少女リリカルなのは Vol.3」 キングレコード
「大人になる呪文」 1 パニックアタック FOX出版
「ローゼンメイデン」 1 PEACH-PIT 幻冬舎



「ウソツキは天使のはじまり 天CHU!スペシャルBOX」 (SAGA PLANETS)



「なないろ あいす 七尾奈留 画集」 角川書店
「君の余韻 ~遠い空の下で~」 Lia デックスエンタテインメント
「アンソロジーコミック ToHeart2 first period」 宙出版



「はるのあしあと」 水、ココロ。
「星は南へ風は北へ ~はへはへ~」 ZIP
「東方水月奇譚」 DPSのぐらぜろ達
「ちかげえほん3」 あとりえ雅
「るーの導き あしタ、元気ニなぁレ。」 Missing Link
「FURONNAD -フロナド-」 てりやきにくまん
「まなゆま」 黒鹿亭



「大人になる呪文」 1 パニックアタック FOX出版



初版は2002年8月ですか……。
当時はネタとしてこの本の存在は知っていたけど、買うまでには至って
ませんでした。
ドラマCD化がなかったら買うことはなかったでしょう。
さすがは委員ちょ。いや、中の人というべきか。
んで、僕はてっきり普通のろりもえ系の本かなーと思っていたのですが、
見事に騙されてました。
すげえ ろりえろ系だった(わはー
成年指定はありませんが、これめちゃえちぃですよ?
これ、ドラマCDに本当になるの…ですよね。
絶対、買おう(えー



「ローゼンメイデン」 1 PEACH-PIT 幻冬舎



これも委員ちょのせいで気になってた原作だったり(笑)。
でも、そんなのは関係なくしておもしろかったです。
続きも注文しよう。
��なぜか近くの本屋には全然置いてないのです)



2005/03/26

今日になって



気が付いたけど「水月」において、雪さんに起こされるシーンというのは、
僕にとってものすごく基本になっているような気がします。
というのも、SSを書くたびにこのシーン書いているように思えます。
実際に何度も書いてるんだろうなあ。昨日みたいに日記内にちょこっと
書くときもたまにあるから、いったいどれぐらい書いているのか自分でも
わかりません。
気になる……今度、日記内から埋もれたショートストーリーを発掘して
みよう。
そういうわけで、特に意識しなくても『雪さんに起こされ』シーンは書く
ことができるようになっていました。いつのまにか、すごく自然に(笑)。



土曜日だからというのもありますけど、久しぶりに会社帰りに本屋を
はしごしてきました。
電撃大王で「フタコイオルタ」と「月姫」と「TH2」を読んで、
Gファンタジーでも「TH2」を読んで、それからRUSHの「CLANNAD」も
読んできました。あ、後はアフタヌーンで「げんしけん」と
「女神さまっ」も。
雑誌以外も「こみパ」の5巻をざくっと立ち読み(笑)。
うあ~、こんなに読むのはほんと久しぶりでありますよ~。
「フタコイオルタ」はなんかすごい展開で。てゆーか、主人公がすげえ!
「月姫」は夢魔が出てくるのでアレな内容です(ぉ
大王「TH2」は、このみルートまっしぐら! タマ姉はいよいよ来月号から
かな?
Gファン「TH2」は、委員ちょルートの可能性も?って感じで気になる
ところです。
「げんしけん」は……やっぱ、そろそろ終わるのかな。
「女神さまっ」は、なんだか妖しいセリフが(笑)。
「CLANNAD」は思ったよりもいい感じ。カツサンドっ(笑)。
「こみパ」は、僕は同人活動してるわけじゃない(サークルでイベントに
参加しているという意味ですが)けど、創作活動してる人たちには、少し
心に響くものがあると思う。部数も大事な要素のひとつだけど、好き
だから作るってのが、ねっこにあると思いますのですよ~。



そして、さらに久しぶりにレンタルビデオ屋へ。今日明日はレンタルが
��00円だったので、いろいろ見繕って6本も借りてきてしまいました。
録画分も溜まりまくっているのに大丈夫なんでしょうか(えー



「処女はお姉さまに恋してる」(キャラメルBOX)プレイ中~♪



由佳里ちゃん~♪
ということで、今度はゆかりん目指してがんばります~。
しかし、オフィシャルの人気投票ではゆかりんの順位がかなり下のほう
なのですが、どうしてなんだろう。由佳里ちゃんすごい可愛くていいと
思うのですが。
ハンバーグ食べてる顔もいいですし、怖い話が苦手で瑞穂ちゃんに
一緒にお休みしてくださいと言ってくるのも可愛いですし♪



私信です



淡色館 (来島あわさん)
03/26 アリス♪ (ウソツキは天使のはじまり)
毒舌好きだったのですね?
気になりますが、まだできません。
「天CHU!」は発売1日前に届いたけど、まだ未開封ですよ……。



ぷらちな(しろがねさん)
3/26 イリヤスフィール♪ (Fate)
今日もイリヤさまですね。
イリヤといえばタイガー道場……ではなく、やはり凛ルートのあれが心に
めっちゃ刻まれておりますよ……。
金ピカ、コロス…とかマジに思いましたし(えー



2005/03/22

「未来への想いを胸に」(君が望む永遠)(涼宮遙、速瀬水月、涼宮茜)



「おめでとう!」
 声高らかに飲み物の入ったグラスを掲げる水月。
 は、恥ずかしいよぉ~。
 でも、せっかく水月がお祝いしてくれるんだから。
 周りの人の視線が気になってたけど、それ以上に水月の気持ちが
嬉しかったから。
「ありがとう、水月」
 私もグラスを掲げて、水月のグラスにコツンと挨拶をした。



 ここは、柊町のどこかにある喫茶店。
 今日は3月22日。
 白陵柊に通うようになってから、2回目の私の誕生日だった。
「しかし遙も17歳か~、早いもんだね」
 お誕生日用のケーキを切り分けながら水月が言う。
「……な、何が早いのかよくわからないんだけど……」
 私は水月が取ってくれたケーキを受け取る。
 水月は私の問いかけには答えずに、自分用に少し大きめに切り取った
ケーキを頬張った。
「うん♪ このケーキおいしい~。遙も早く食べてみなよ」
 水月が本当においしそうに言うので、私も食べてみることにした。
 フォークで一口サイズに切り取って、口の中へ入れる。
 あ、ほんとにおいしい。
「でしょ? この店にしてよかったねぇ」
 今日は私の誕生日ということで、お祝いをしてくれるという水月に連れられて、
この喫茶店にやってきた。
 喫茶店なんだけどケーキの味は絶品、という水月の話だったので来てみた
わけなんだけど、正解だったかな。
 でも、よかったと言いつつも、水月は何か落ち着かない様子。???
「どうか、したの?」
「え、何が?」
 水月は何のこと?って目で私を見つめる。
「何か気にしてるみたいだから……」
 水月は少し微妙な表情を浮かべている。
「あ~、まあ、なんてゆーか、遙をびっくりさせようと思ってたからさ~。うまくいって
よかったかなって」
「それは、確かにびっくりしたけど」
 何か水月は隠してるような、そんな感じだったけど、私は気にしないことにした。
 だって、水月がお祝いしてくれてるのは事実なんだから。



 カランコロン♪
 おいしいケーキに舌鼓を打っていると、カウベルの音とともにドアが開いた。
 中に入ってきたのは私も水月もよく知っている子だった。
 その子に気づいた水月は、先生にイタズラが見つかった小学生のような
表情を浮かべた。
「えへへ。こんにちは、水月先輩♪」
 その子は嬉しそうに言うと、私の隣に腰掛けた。
「あ、茜よくわかったわね……」
 水月はすごくがっかりしている。
「それはわかりますよ~。大好きな水月先輩のいるところなら、たとえ火の中
水の中。それに、今日はお姉ちゃんの誕生日なんだもん。水月先輩が行き
そうなところは絞りやすかったです」
 にこにこしながら茜が答えた。
 この子は涼宮茜。私、涼宮遙の3つ違いの妹だ。
「でも、どうして水月は残念そうな顔してるの? 茜にみつかったらまずいことでも
あったの?」
 水月はしばらくうなだれていたが、アイスティーをごくごくと一気飲みすると
ようやく落ち着いたのか、話してくれた。
 曰く、茜とのちょっとした賭けに負けてしまったために、今度会った時に何でも
好きな物をおごらされる、ということだったみたい。
「よりによって今日なんだ……。遙のためにいつもよりちょっとクオリティの高い
お店にしたのがマズかったかなあ」
 え、どういうこと?
「おいし~い♪ ほんとにここのケーキおいしいですね、水月先輩♪」
 いつのまにか、茜はケーキを注文していて、それを食べていた。
「だってさ、このお店のケーキは有名なパティシエールが作るほんとにおいしい
ケーキなの。そして、そのおいしさはどこに影響してくるかと言うと」
 ようやく、水月の言おうとしていることがわかってきた。
「お金、だね」
 水月は元気なく首を縦に振る。
「そ、そのとおり。確かに値段に見合った味なんだけど。3人分となると……
けっこうキツイかも」
 そ、そうなんだ……。
「すいませ~ん。追加いいですか~」
 茜は容赦なく追加注文をする。
「あああ……」
 そしてどんどん力がなくなっていく水月。
「あ、あの、私、自分の分は自分で払うから……」
 思わずそう言ったことが、逆に水月に火をつけたようだった。
「それはダメ! 今日は遙のお誕生日なのよ? 遙には喜んでもらいたいもん。
それに、茜とのことも約束だから文句は言えない。きっぱりあきらめるわ」
 水月はさっぱりした顔でそう言うと、ケーキをパクパク食べ始めた。
 水月のこういうところはほんとにすごいなって思う。



 おいしいケーキをいっぱい食べた後の帰り道。
 夕日が茜色に染まっていて、すごくきれいだ。
「でもさ、来年はこんなふうに過ごせないかもしれないから、これはこれで楽しい
思い出だよね」
 サイフにかなりのダメージを受けた水月がそんなことを言った。
「どういうこと?」
 問い返す私。
「だって、来年は遙に彼氏が出来てるかもしれないじゃない?」
 ええっ?
「え~、お姉ちゃんに彼氏~? なんか、全然想像できないんだけど」
 ううっ、すごく失礼なことを言われてる気がする。
「そんなことないわよ、茜。遙だって普通の女の子なんだから。それに、こないだ
聞いたところによると、好きな男が……」
 ちょ、ちょっと水月!
「おっとこれは内緒だった。じゃあ私はこっちだから。また明日ね遙! 茜も
今度会ったときには賭けのリベンジするからね~」
 水月は言いたいことだけ言うと、さっさと走っていってしまった。
 茜が私の顔を覗き込んで言う。
「好きな人……いるんだ?」
「い、いませんっ」
 思わずそう言ったけど、茜はにやにや笑いをやめない。
「別に隠すことないと思うけどね~」
「か、隠してなんかないですっ」
 やたら過剰に反応する私がおもしろいのか、茜はにこにこしながら歩いて
いった。



 彼氏、かあ。
 ふと想像してしまうのは、あの人のこと。
 まだお話もしたことがないけど、来年は同じクラスになれたらいいな。
 そんなことを考えながら、随分先まで歩いていってしまった茜の後を追いかけた。



 もう少しすれば桜の花が咲き、新しい季節がはじまる。
 出会いと別れ。春はうれしいことと悲しいことが半分ずつやってくる季節。



 来年は、いいことあるといいな。



 未来への想いを胸に、私は明日への一歩を踏み出した。



おわり



あとがき



PCゲーム「君が望む永遠」のSSです。
ヒロインの涼宮遙の聖誕祭用です。
今年は書く予定してなかったんですが、なんとなく書いてしまいました。
未来の話はもう書かないと決めていたので、過去の話になりましたが、
なんだか微妙な感じです……。
やはり、ちゃんとプロット立てないとダメだなあ。



それでは、また次の作品で。



��005年3月22日 涼宮遙さんお誕生日♪