2005/07/14

作品と商品



今月のコンプティークの付録のFate本を読んでて思ったけど、
僕が作っているのは「作品」であって「商品」ではないんだなあ、と。



元より商品にしようと思ってSSを書いているわけでも小説を書いて
いるわけでもないのですが、この違いは大きいのかもしれないと
思った。
「商品」を作ろうとすると、対価に見合うだけの価値あるものに
しようという意識が働く、かもしれない。
それは「作品」を作り上げることに対してのモチベーションを
維持するものになり、逆にプレッシャーにも成り得る。
ただ「作品」を作るだけなら、それらのプレッシャーからは
解放されるけど、自由である反面、全ては自分の意思で決まる。
やりたくなければやらなくてもいい。ただ、それでは何も
生み出せない。ただ、それだけ。
自分で自分を100%管理できる人ならば問題はないのかも
しれないが、なかなかそうはいかないだろう。
僕などは極めて意思が弱いので、少し無理そうに見えても
目標を作るようにしている。
〆切である。
誰に強制されるわけでもないけど、この日までに仕上げようと
決めて、それに向かって「作品」を作っていく。
完璧な「作品」なんかできないのはわかっていても、期限までに
出来るだけのことをした、という充実感は意外に気持ちいい。
それは主観的に見ても客観的に見ても「自己満足」の域を超えないの
だけれど、自己満足があるからこそ、次もがんばろうと思える。
これからも「商品」を作ることはないかもしれないが、「商品」に
してもいいと思えるぐらいの「作品」を一度でいいから作り上げて
みたいものだなあ、と思いました。



2 件のコメント:

  1. マスターうー2005/07/15 10:27

    ��「商品」にしてもいいと思えるぐらいの「作品」を一度でいいから作り上げてみたいものだなあ、と思いました。

    同人誌は中間くらいで好いかもです(笑

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  2. 朝霧玲一2005/07/16 0:24

    ��同人誌は中間くらいで好いかもです(笑
    確かに中間くらいに位置してるような感じですよね。
    要はプロとアマの意識の違い、みたいなことが書きたかった
    だけなのですが、なかなかうまく書くのは難しいです…。
    同人活動はプロでもアマでも同じ土俵ですし、プロ意識を
    養うにはいい環境なのかもしれませんね。

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