2006/01/31

「半分の月がのぼる空 5 long long walking under the half-moon」橋本紡 電撃文庫




半分の月がのぼる空〈5〉 long long walking under the half-moon (電撃文庫)

半分の月がのぼる空〈5〉 long long walking under the half-moon (電撃文庫)






ここまで読んできて、本当によかった。



読み終わった時、すごく満たされた気持ちになれました。
読者がこうなったらいいな、という展開が望むままに書かれる作品と
いうのも珍しいのでは。
すごくすっきりする、でもなく、しっくりくる、でもなく。
あのシーンのあの行為は、とても自然で当たり前で、裕一と里香は
もう大丈夫と思わせてくれる素敵なシーンでした。
もちろんメインは裕一と里香ですが、司とみゆきの関係にも注目して
しまったり(笑)。
そして、悪友山西の思い付きが、次で最終巻となるこのシリーズの
ラストエピソードになるのではないかと想像の翼を羽ばたかせたりと、
気になるシーンがいっぱいでした。
裕一と里香が歩もうとしている道は、他の誰かも歩いていて、その道を
歩くことは必ずしも幸せではいられないのかもしれないけど、きっと
今、裕一と里香が選んだことはとってもとっても大事なこと、そう
思います。



次の巻でいよいよ最終巻……と思ってたら、ビジュアルノベルの
「半分の月がのぼる空 one day」があるんですね。
早速、明日買ってこよう♪
余談ですが、来月発売の電撃文庫の「半月6」のあらすじ読んでたら、
ちょっと涙腺が緩みそうになりました。



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