半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
- 作者: 橋本紡,山本ケイジ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
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アニメが始まるので、それにあわせて電撃hp掲載分を読んでから、この
第1巻を読みました。
発売日見たら2年以上も前なので、積むのもいいかげんにしろ、と自分に
言ってやりたいです。
ストーリーとしては、決して奇跡が起こるような類の話では無いかなーと
いう感じです。
ごくごく普通のお話なのに、どこかせつない。
それは舞台が病院で、ヒロインの里香が重い病気を患っているせいかも
しれない。
けれど、表面上はそんなそぶりは見せず、じわじわと心に染み込む様に
伝わってくるのだ、何かが。
この、「何となく結末が見えそうな感覚」は橋本さんのシリーズでは、
やはり「リバーズ・エンド」が近いのかもしれない。
とにかく、まだ物語ははじまったばかり。
裕一と里香の行く末を見守って行きたいですね。
余談ですが、入院経験がある身としては、裕一の心境はちょっと理解
できるかな。
生死に関わらない程度で入院していると、確かに病院って退屈だし、
元気は有り余るものなんよ。
病院食もおいしくはないけど、まずいわけでもなく、さっぱりしてて
毎日食べてると飽きてくるだけで(笑)。
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