2006/02/05

「半分の月がのぼる空 one day」 橋本紡 メディアワークス




半分の月がのぼる空 one day (電撃ビジュアルノベル)

半分の月がのぼる空 one day (電撃ビジュアルノベル)






ビジュアルノベルってことで、ページも薄く、ものの数分で読み終わって
しまったような気がします。
でも、読み終わった時には鳥肌が立ってました。



裕一と里香が退院して、伊勢神社に行って帰ってくる。



ただ、それだけの話なのですが、裕一と里香の行動や言葉のひとつひとつが
とてもかけがえのないものに思えます。
何一つ”特別”なことなんてない、ごく普通のやりとりをしている
だけなのに、それはとっても輝いているように感じられるのです。
本当にふたりのやりとりは微笑ましく、読んでいるこちらも幸せな気持ちに
なるんですが、読み終わったときには鳥肌が。
もしかしたら、終わってしまうことの切なさを感じてしまっているから、
なのかもしれませんね……。



本が薄い割には値段が少し高いのが難点ですが、それでも読んでよかった
と思います。
表紙はもちろん、文中に挿入されるイラストはどれもこれも素敵なので
ぜひ、ご一読されることをオススメしますよ~。



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