2006/07/02

「うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下」 岩久勝昭 富士見ミステリー文庫




うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下 (富士見ミステリー文庫)

うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下 (富士見ミステリー文庫)






ミステリー方面に重点を置いたせいか、なんとなくオチが物足りなく
感じました。
富士見ミステリーにしては珍しく正統派なミステリーっぽい作品です。
主人公が少し鋭すぎると感じなくもないですが、これぐらいなら許容範囲内。
オチが物足りなく感じたのは、文章構成のせいですよ。
冒頭にエピローグが配置されてるので、読み終わったときには「なんでこんな
中途半端で終わるんだ?」としばらく思いましたし。
この文章の入れ替えさえなければ、いい作品だと思えたのに……。
続編があれば、そのあたりを注意して欲しいものですね。



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