2008/12/09

落し物は、これですか



「もう、ちゃんとしなさいよね。ほら、わたしも一緒に探して
あげるから。その代わり、見つかったらスペシャルケーキを
奢ってもらうからね♪」



毎朝、ちゃんと天気予報は見てますし聞いてますが、それが
全然役に立ってないなあと思いました。
今日も、明らかに雨が降ることはわかりきっていたのに、傘を
持って出ることを忘れたことに、会社に着いてから気がつき
ましたし。
ま、結果的には、なんとか雨に降られる前に帰れましたので
よかったのですけど。



「何をしているのかしら」
「紅瀬さんを待っていた……と言いたいけど、単なる雨宿りだよ」
「……そう」
「こらこら、そこでスルーしたら寂しいだろ」
「……かまって欲しいの?」
「まあ、できれば」
「いやだと言ったら?」
「その時は、雨が降ってようが走って帰る、かな」
「……ふぅ、仕方ないわね」
「紅瀬さんは、こんな時間まで何をしていたんだ?」
「眠っていたわ。屋上で」
「いつもの”アレ”か」
「ええ」
「でも、雨が降る前に目が覚めてよかったな」
「そうでもないわ。ただ、雨避けのあるところで寝ていただけよ」
「やっぱり不便だなあ」
「どうかしらね」
「何か、得したことってあるのか?」
「……不眠症にならなくて済むことかしら」
 貴方とのおしゃべりの時間が増えたことよ、と心の中だけで呟いた。



うまくいかないので、また別のパターンに。
一話完結型のほうが、短い時は向いてるかもね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



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