2009/01/13

白銀の舞



「ふわぁ~、こんなに降るなんて思ってなかったよ。こうなったら、わたしと
キミとのアイのチカラで雪を溶かすしかないかなっ」



カタカナでは、きっと効果が薄いです(笑)。



幸い、うちの周辺では積もることはなかったんですが、思いっきり冷え込み
ましたねえ。
寒い時こそ、その中に身を置いて、心の輪郭がはっきりと感じられたり
するのですよ。
……あー、風邪ひくといけないから、早く家に入りましょうね。
そうそう、今宵の月もきれいでした。寒いときほど、月がくっきり見える
気もします。



「あ、おはようございます、支倉先輩」
「おはよう、白ちゃん。あれ、こんなに早く行くんだ。日直とか?」
「いえ、違いますよ。今日は雪が積もっているので、礼拝堂の雪かきを
しようかと思いまして」
「ひとりで?」
「ええ、そのつもりですけど……」
「ちょっと待っててね」
 そう言うと、孝平はダッシュで階段を駆け上っていった。
「お待たせ、それじゃあ行こうか」
「あ、あの……ありがとうございます♪」
「お礼はいらないよ。その代わりに、手、つないでもいいかな」
「はい。……えへへ」
「まだ誰も登校してないみたいだから、俺たちが最初かな」
「誰の足跡もついていない雪道を歩くのって、すごく久しぶりです」
「そうなの?」
「はい。いつもは、たいてい兄さまが先に歩いてくださいますから」
「じゃあ、今日は白ちゃんの後に歩こうかな。よろしくね」
「はい! わたし、がんばりますね」
 一歩ずつ、ゆっくりと歩いていく白と孝平の姿を、遠くから兄が眺めていた。



マリみてがさすがに本棚を圧迫してきたので、こないだ一応終わったらしいし、
ここらで読みきってきれいさっぱり処分しようと思って、まだ読んでいなかった
巻から読み進めるべく手にとって、何気なく裏表紙をめくって今までの刊行
タイトルを見ていたら、どうにも見覚えのないタイトルが。
あれ、買ってなかったっけ?
ブログ検索かけても見事に出てこないので、おそらく買い忘れです。
うーん、間が抜けている(笑)。
結局、ゆうべは文学少女の続きを読んで、今日の帰りにマリみて買ってきました。
あと3冊。こんなに長くなるなんて思ってなかったなあ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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