2009/01/15

見えない冷たさに



「ほら、これ巻いていきなさいな。……どう、あったかいかな。一応、
手編みのマフラーなんだけど、ちょっと長すぎたから、わたしも一緒に
巻いてもいいよね♪」



手編みのマフラーって、特別なあたたかさがあるような気がします。



今日も寒かったですねえ。
ニュースによると、北のほうや日本海側のほうはすごいことになっている
みたいです。氷点下ぐらいで寒い寒いと大騒ぎしていると、怒られてしまい
そうな気がするのですが。



「は、は、支倉先輩~」
「どうした、白ちゃん。お化けでも出たかい?」
「ゆ、雪……」
「雪男? それとも雪女かな」
「雪丸が逃げ出してしまいました~」
「あいつも元気だなあ。よし、俺が探してくるから、白ちゃんはシスターと
玄関の雪かきをしていて」
「は、はい。よろしくお願いします~」
 孝平は白の頭を撫でると、建物の裏手に向かった。
「それじゃあ、こちらも雪かきをはじめましょうか」
「はい、わかりました」
「それにしても、支倉君は頼りになりますね」
「はい。生徒会の仕事でも、いつも手伝ってくださいます。同じ時期に
役員になったのに、わたしはあまりお役に立てなくて、みなさんに申し訳が
ないです……」
「東儀さん。ひとりで出来ることも大事ですが、それには限りがあります。
集団のいいところは、みんなで分担して、協力して物事にあたることが
できることです。ですから、東儀さんが役に立っていないはずがありません。
もっと自信を持って、いいのですよ」
「……わかりました。ありがとうございます、シスター」
「ふふふ。さて、そろそろ雪かきはよさそうですね。それでは、支倉君が
戻ってきたらお茶にしましょう」
 気がつけば、雲間から太陽が顔をのぞかせていた。



さて、全体の流れからすると、ちょうど折り返しというところを通過しました。
やってみれば続くものだなあと、自分が一番驚いております。
実験的な意味合いもあるので、もう少しがんばっていきたいですね。



私信がちょいと滞り気味なので申し訳なく。
ゲームやってると、どうしてもダメですな。次の土曜か日曜には書きたいです。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



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