2009/01/20

忘れる前にやっておこう



「わたしから借りたアレとか、忘れてないよね? ちゃんと返してもらうまでは、
キミをひとりになんてしないんだから、覚悟してよね!」



仕事の現場で、ヒーターの前に椅子を置いていたら、余熱でビニールが焦げました(ぇ
うーん、濡れた軍手を乾かそうと、真ん前に椅子を置いて、その上に置いていたのが
まずかったみたいです。
それにしても、火が出なくてよかった……。



「あの、支倉先輩。ちょっとよろしいでしょうか」
「どうしたの、白ちゃん。改まって相談事かな」
 数日後の昼休み、白が孝平に声をかけてきた。
「実は、ここ数日のことなんですが、礼拝堂の周囲で誰かの視線を感じるんです」
「誰かって……心当たりは?」
「いえ、それがまったく。わたし、ちょっと怖くて……でも、兄さまにはこんなことで
ご迷惑をおかけできませんから」
「そうだよな、東儀先輩も多忙だからなあ。よし、それじゃしばらく俺が護衛として
そばにいることにするよ。幸い、ローレル・リングの臨時会員でもあるわけだし、
一緒にいてもおかしくはないだろう」
「あ、ありがとうございます、支倉先輩♪」
「……もしかして」
 それまで静かに味噌ラーメンを食べながら白の話を聞いていた陽菜が、おもむろに
口を開いた。



うん、ちゃんと終われるのかしらね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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