2009/02/15

日溜まりの中で



「あったか~い……。もうすぐ春なんだよね。だから、それまでは
キミのぬくもりであったかくなっても、いいよね♪」



のんびりと家で過ごした一日でした。
久しぶりに服でも買いたいなあと思っていたんですが、あまりにも
心地よい太陽のせいで、ついついうとうととしてしまい、結局は
のんびりまったりと。
午前中に部屋の片づけをしていて、少し疲れたからってのもありますが、
惰眠に勝る快楽はありませんよね。
昨日、はじめてCD/DVD収納用のBOXを買ってみたのですが、これが実に
ジャストフィット。さらに、ちょうど文庫本も納まるサイズなので、
こりゃたくさん買ってきて、きれいに収納しようかなあ。
今まで、そういうのはこれっぽっちも使わず、備え付けの本棚に入らない
分はただひたすらに積んでいただけだから、これで整理できると多少は
すっきりするし、ラクになるかな。
もちろん、一番は物を減らすことなんだけどさ。



「今日はごめんなさいね、孝平」
 いつものお茶会の席で、瑛里華はそう切り出した。
 といっても、今日は孝平と瑛里華のふたりだけなのだが。
「いや、俺も楽しかったから。それにしても、いつの間にあれだけの仕掛けを
作っていたんだ?」
「一週間前ぐらいかな、孝平にチョコの味について質問したことがあったでしょう。
あの時は、ただ普通にバレンタインのチョコを作るつもりだったの。でもね、
みんなに協力してもらってチョコを作っているときに、ふと思ったの。せっかく
だから、みんなで楽しめるイベントにしたいなって」
「そういうことか。学院のみんなもすっごく楽しんでたみたいだし、イベントと
しては大成功じゃないか?」
「ええ。征一郎さんがシスターに話を通しておいてくれたし、兄さんも衣装とか
提供してくれたし、助かったわ。孝平がいれば、わざわざ兄さんたちにお願い
する必要はなかったんだけど、今回、孝平にはぜひ一般生徒と同じ立場で参加
してほしかったから」
「どうして?」
「だって、孝平の驚く顔が見たかったから♪」
 瑛里華はパチリとウインクすると、紅茶を口に運んだ。
「それは驚くさ。だって、突然出てきたと思ったら、『ふぉーちゅんファイブ』だろ。
あれはやっぱりかなでさんのネタか?」
「よくわかったわね~。そう、五人揃ったんなら、これやらなくちゃって、もう
止められなかったわ。紅瀬さんは最後まで渋っていたけど、やってくれたんだから
彼女には感謝しないとね」
「俺からもお礼を言っておくよ。制服似合ってたって」
「あら、私の制服姿はどうだったのかしら」
「言わなくちゃだめか」
「だめってことはないけど、聞きたいわね」
「……似合ってた、すごく可愛かった、思わず抱きしめたくなった」
「……、……あ、ありがと」
 お互い顔を真っ赤にしたまま、時間がゆっくり過ぎていく。



ま、まさかこの展開はっ!(思わせぶりに



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



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