2009/02/23

やるべきことは確実に



「予定を立てておけば、思いがけないことが起こっても焦らずに対処
できると思うの。だから……来週までは、ちゃんと……着けてね?」



計画は大事ですよ?



今週は天気がよくないと思って、ちゃんと傘を持って出かけたのに、今日は
お天気の日でした(笑)。
でも、明日こそは必要になると思うので、忘れないように。



久しぶりに、ひとことシリーズのまとめを更新しました。
うーん、どんどんまとめる間隔が長くなるなあ。
少なくとも、一ヶ月ぐらいでまとめておかないと、後で大変ですから。



「毎日じゃないよ。今からだよ~♪」
「かなでさん?」
「悠木先輩?」
 突然聞こえた声に孝平と瑛里華の二人が揃って振り向くと、そこには
かなでが小さい胸を張って仁王立ちしていた。
「わたしを呼べば、どこからでも現れるんだよ、こーへー」
「いえ、呼んでませんが」
「何を言ってるのかな、こーへー。さっき、わたしの名前を『呼んだ』でしょ」
 かなではそう言うと、孝平の背後に回った。
「うりうり~、ここか~、ここがええのんか~?」
 かなでは孝平の耳の穴に小指を入れてぐりぐりと動かす。
「ぬわっ、ちょっ、やめてくださいよ~」
「そうですよ、悠木先輩! 孝平がいやがってる……って、えええっ?」
 孝平は先ほどと同じように、だらりと弛緩している。
「ふっふっふ。こーへーのことなら、お姉ちゃんにおまかせ♪」
「……くっ、また……これ……かよ……」
「どうやら、えりりんに開発されちゃったみたいだね。お姉ちゃん、ちょっと
フクザツかな」
「私のほうが複雑な気持ちですよ。ああ、もう、どうしたらいいのよ……」
「こうするといいよ、千堂さん」
「え、ひなちゃ」
 えいっ、と陽菜はかなでの首筋に一撃を加えた。
「きゅう~」
「ごめんね、ふたりとも。それじゃあ、お騒がせしました。千堂さん、孝平くんの
ことよろしくね?」
「……ええ、ありがとう。悠木さん、助かったわ……本当に」
 陽菜はかなでを抱えると、孝平の部屋を出て行った。
「……大丈夫、孝平?」
「……ああ。一瞬だったから、しびれる時間も、短くてすんだみたい、だ」
「よかった。本当にごめんなさい。明日から、孝平のことは私が守ってあげるからね」
 瑛里華は力強く宣言すると、ふと首を傾げた。
「あら、ところで、悠木姉妹はどこから出てきたのかしら?」



ちゃんちゃん、というわけで、これにてバレンタイン編は終わりです。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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