2009/03/03

灯りをつけてもいいですか



「だ、だめだよ……だって、恥ずかしいもん。せっかく夜になるまで待ってもらった
意味がなくなっちゃうじゃない」



でも、暗いとうまくできませんよね(ぇ



今日は雨でした。天気も不安定ですが、気温も同じく不安定ですよね。
先週は随分あったかかったから、このまま春になっていくのかしらんと思って
いたら、今週はずっと寒そうですしね。
こういうときは、おとなしくしているのがいいのでしょう。
でも、今日もお店に行ってきたけどね(笑)。



「今日は雨だね、孝平くん」
「ああ、こればっかりはしょうがないよな。でも、おかげでいいものが
見られたと思えば、雨も悪くないかな」
 あいにくの雨。当初は寮の中庭で開催される予定だったひな祭りパーティーは
会場が談話室に変わった。
「そうだね、こんなに立派な雛人形が見られたんだもん。紅瀬さんには感謝
しないといけないね」
「……私は、何もしていないわ」
「それでも、許可、してくれたんだろ。昔、伽耶さんと遊んでたっていう
貴重な雛人形らしいじゃないか」
「運んでくれたのは、貴方と八幡平君でしょう」
「これぐらいはやらないと、カッコつかないだろ」
「ありがとうね、孝平くんも」
「陽菜のその笑顔だけで、十分お釣りが来るよ」
「……ごちそうさま。それじゃ、私はこれで」
 桐葉は音も無く去っていった。
「……え、えー、みなさん。お集まりいただきまして、どうもありがとうございます。
祝いの杯をお渡ししますので、前の方から順番に取りにきてください」
「お、いよいよ白酒の登場だな」
「孝平くん、私たちも行こう。白ちゃんのお手伝いをしないと」
「そうだな。さすがに白ちゃんひとりで白酒を配らせるわけにはいかないし」
「あ、支倉くんに陽菜。ふたりはそっちでお願い。こっちは私と白でやるから」
 宴の準備は着々と進んでいった。



最初に考えた内容が、去年のお話と似通っていたので、ちょいと変更です。



ああ、今日も時間がなくなったよ……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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