2009/06/30

「ペンギン・サマー」 六塚光 一迅社文庫




ペンギン・サマー (一迅社文庫)

ペンギン・サマー (一迅社文庫)






なんだろう、なんで手に取ったのかさっぱり覚えていないんですが、不思議な
魅力を感じ取っていたのでしょうか。
読み終わった時の感想は、ヘンな話だけど、けっこうマジメだよな、でした。



表紙の女の子の性格は、おとなしめなのかなーと思っていたら、2ページ目で
あっさりひっくり返されました。うお、予想外(笑)。
最初からそんな感じで、ありがちな展開にはならず、本当に不思議な魅力で
最後まで読めてしまいました。
こういう構成は、しっかり考えてないと書けないよね。
推理小説とは違いますが、少しずつ謎が解けていくのって、読んでいて気持ちいいん
ですよね~。



ぐるぐるもやもや



「あ~、もうっ、鬱陶しいのよ! そんなにぐるぐるしたいなら、今すぐ学校の
校庭までダッシュして、グラウンドを回ってきなさい!! 明日にはミステリー
サークルが出現してて、わたしをビックリさせてみせるといいわ」



勢いに任せているので、ちょいと意味不明です(笑



うーん、暑いとまではいかないんですが、なんかもやもや感がいっぱいでした。
気分が乗りませぬなあ。こういう日はさっさと寝るに限るかな。



あ、でもゲームは少しでも進めよう。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/29

「偽物語 上」 西尾維新 講談社




偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)






これまでの五人に加えて、ファイヤーシスターズが加わると、もうとんでもないことに。
いや、忍もいるからとにかくとんでもないことに。
万遍なく楽しめると言うか、今回もおもしろいお話でした。
やっぱりガハラさんの毒舌がないと締まらないよね。
八九寺と話しているときが、素直に楽しめると思うのは正しい感覚だよね?



雨降りの日は



「どうせびしょびしょになっちゃうからって、傘をささないのはどうかと思うのよね。
……ほら、特別に入れてあげるから、隣に来なさい。イヤって言うなら、この傘で
刺してあげるから」



これも一応、愛なのかしらね?



雨が降るのは天気予報の時点でわかっていたんですが、朝は降っていなかったし、
どうせ車だからいいかと思っていたら、とんでもないどしゃぶりでした。
うん、傘を持っていないと余計に降ってくれるんだよね(わは
まあ、こんな雨にも関わらず、お店に寄ってきたのですが、さすがに今日はお客が
少なかったですね。
やっぱり雨の日はお客が減るものなのだなあと思いました。



意識が切れることはなかったけど、すんごいだるだるなのは、もしかして夏バテとか
いう未病だったりしますのかしらん?
昨日、ちょいと飲み物を飲みすぎたからかな。



そういや昨日の更新の時に、ブラウザが接続障害っぽくなって、戻ったら日記が
真っ白になりまして、いつものようにバックアップあるから平気だぜとか思ってたら、
バックアップされてなくて、ほんとに真っ白になりそうになったんですが、最後の望みで
再更新してみたら復活しました。……神さまって、そばにいるんだね!(ぉ
これからは、更新前にはメモ帳にコピペしとこう……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/28

競馬「宝塚記念」



単勝ゲット! でもディープスカイじゃないんかい!!
��着に入っているので、連対はしているんですが、なんだか信頼が徐々に薄れていくなあ。
ちなみに、最初はドリームジャーニーは切っていて、モンテクリスエスを入れてました。
でも、馬体重をチェックしたら、この馬だけ増量してんのね。
友人とも相談して、この時期にこれはないだろと。
で、代わりにドリームジャーニーを追加したと言う……。何、この結果オーライ。
しっかし、カンパニーはすでに8歳だというのに、なぜ4位に来てんの。この馬コワイ……。



さて、今日で春競馬も終了ってんで、ちょいと収支計算してみました。
1月から今日までで29週。
回収率は、75%です。払い戻し/掛け金ってことね。ぶっちゃけマイナス(わは
的中率は、82%でした。これは、その日何レースしようと、1度でも勝てば100%ということで
計算しました。数字にすると、24/29。なんだかんだで単勝は当ててるんよ。
もう少し購入点数を抑えて、それでも的中できるようになればいいなあ。



今週の獲物~ (画像はこちら)



「こえでおしごと!」 2 紺野あずれ ワニブックス



「大正野球娘。」 神楽坂淳 徳間書店



「西尾維新 アニメプロジェクト ガイドブック」



しばらく、文庫の新刊はなるべく控えようかなあと思っています。
スペースがあまり無いのでね、読むほうに重点を置かないと。
「こえでおしごと!」は初回のほう。なくなるとイヤなので、随分早めに
予約しておいたのですが、普通にお店に並んでました(笑)。



私信です



M-A-T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました。
続きは……、お腹を空かせたエリスが土砂降りの中やってくるとか、は想像できますね(笑)。



体調は大丈夫でしょうか。試験がんばってくださいね~。



時の棲む森(早坂充さん)
SSの感想ありがとうございました。
営業時間については、それだけ激しい豪雨だったってことで。
描くのは……前者なら普通ですが、後者だけってのはありえないでしょうね。
後者を描くなら、前者も描いて、両方描きましたよって、言い訳するかな?



気ままな場所(福hideさん)
06-23 Canvas2 SS 『ひとつ傘の下』
ああ、そういえばアニメ版は浩樹は先生ではありませんでしたね。
別に原作から変える必要はなかったのになあ、と当時は思ったものでした。
エリスが素直だと、確かに怖いかも(笑)。



SSの感想ありがとうございました。
部活は終わってからですね。まあ、大雨なので早めに切り上げたのかもしれませんが。
この時点では特別な関係ではないので、顧問と部長さんの会話として読んでもらえれば
いいですよ~。



まったり空間(マクさん)
PC関係ではいろいろお疲れ様です。
今のところ、ハードウェアトラブルってあまりないんで、せめてバックアップぐらい
気をつけようと思いました。
SSは書きかけのものなんてほとんどないので、もしもの時はアップしてあるサーバから
落とすだけですけど(笑)



Sketches and company(ブタベストさん)
06/22 オリジナルの女の子
ああ、なんかサンタさんっぽくていいなあ……と思ったら、基本色黒ですか、失礼しました。
赤だと、ちょっと派手すぎですかね。



06/23、28 さやか(夜明け前より瑠璃色な)
数字ではわからないボリューム、それはさやかさんの包容力によるもの……かな。
ちょうど今プレイ中なので、こういうシーンが出てくるといいなあ……と思ったけど、
MCじゃないから無理ですね(笑)



夏の準備をしないとね



「にっふっふ~、ぬかりはないのだよん。ちゃーんと、下着と水着を新調したもんね。
これで今年もばっちりだよ♪ どっちもキミのお好みだから、ひざまずいてお願い
したらいいことがあるかもね~」



この場合、プライドを守ったほうがいいのかな?



夏の真っ盛り、という感じの日でした。
朝は曇り気味の空だったんですが、昼からは太陽さん大活躍でした。
窓を全開で走れば、車でもそこそこ涼しいんですが、エアコンの涼しさも捨てがたいぜ……(わは



今日は処分のために友人とうろうろしてました。
名古屋駅に寄ったので、せっかくだから「赤福氷」でも食べよかと、タカシマヤの
赤福茶屋に行ったんですが、結構並んでいたのでやめました。
並んでまで食べたいわけでは、という意見が一致したので(笑)。
それで、昼ごはんは地元に戻ってから、最近出来たばかりの「丸亀製麺」でぶっかけうどんを
食べました。今まで、他のチェーン店にも入ったことはなかったんですが、ここのうどんは
コシがありますね。値段もお得なので、これは嬉しいなあ。



途中、友人の携帯の機種変の下見で、ソフマップの携帯コーナーを見ていたんですが、
ちょうど置いてあったiPhone3GSを少し触ってみたんですが。



なんか、すごいよ?



近未来っぽいなあという、お前何時代の人だよっていう感想なんですが、あれは惹かれるわ。
多分、買ってもロクに機能とか使わないだろうなってことは容易に想像できますが、それでも
気になりますね~。



もうすぐ6月も終わりか、今月はあまりSS書いてないなあ……と思っていたら、4本も書いていた。
……、いや、マジで忘れてた。瑛里華誕生日SSは覚えていましたが、後の3つがいかに思い
ついたが吉日的に書いていたかということを思い知りました。
いや、さくらッセは一応、前からあたためていたネタだったんですが……。書き上げて
ほっとしたので記憶から消去されたのでしょうか。
しかも、よくよく調べたら今年になって一番本数多い月だったし。
来月はもうちょっとだけ計画的に、やり残している宿題から片付けていけると、いいなあ……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/06/27

「鋼殻のレギオス」 第24話(最終話)まで



うわー、サヴァリスがラスボスかと思ったら、天剣&サイハーデンの刀の前にあっさりと……。
それでもまだ生きてるみたいだし、しぶとさはどっかの吸血鬼のお兄さんみたいですな(笑)。
でも、廃貴族をパクっているので、平気なんでしょうね。
最後の最後でニーナが倒れっぱなしというのは、ちょっとかわいそうな気がします。
そして、ヤキモチらしきものを焼くフェリがカワイイね。
レイフォンの足は生傷だらけか。



謎の過去編とか、さっぱりわかりませんが、原作未読組でも楽しめました。
ツェルニの中ではレイフォンの強さが際立ってるけど、天剣に混じるとそれはごく当たり前の
ことなんですね。
しかし、あまりにも一般人との差が、それこそ武芸者との差もあるんですが、ただ修行して
いるだけであの領域に行けるものなのかなあ。
この辺りの疑問は、やっぱり原作を読まないとダメかもしれませんね。



異空間への扉



「おおっ、これがそうなんだねっ! ふふふっ、腕が鳴るわね~。ようしっ、
わたしの後についてきなさいよ。なんたって、レディ・ファーストだもんね♪」



ヒロインだけでなく、ヒーローもこなしてしまいそうです。



今日も部屋の片づけをしていました。どうにもこうにも物が多いので、いっぺんに
出来ないのが悲しいところです。
ちなみに、こないだが机の下で、今日は机の横です。多分、次回は机の上で、その次は
机の一番上だったりするのでしょう(ぉ



片付けは一応終わったんですが、持っているはずのDVDが一本行方不明です(わは
むむ、どこに片付けたんだろうか。
四次元ポケットでもあれば、今ある荷物を片っ端から入れてやれば、いつかは見つかるのに
なあ。ああ、二十二世紀が待ち遠しい(世紀単位か



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/26

「うみものがたり~あなたがいてくれたコト~」第1話



うーん、これはちょっと期待はずれだったかな?
つまらないわけじゃないんですが、なんか退屈だな~というのが見終わった後の
第一印象でした。
あくまでも僕の感じたイメージでしかありませんが、なんか「かみちゅ」みたいな
感じだなーと。
とりあえず、次回を見て、判断しようと思います。



「傷物語」 西尾維新 講談社




傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)






ぱんつとおっぱいの物語……と、言ってしまってもよいのでしょう。



本来なら、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードさんが
メインになるはずなんですが、どう考えても羽川翼ががんばっているお話です。
時期的に、ひたぎさんが出るわけにはいかないので、それはしかたがないこと
なんでしょうが、それを抜きにしても羽川最強伝説はすでに始まっていました。
阿良々木くんの辱めに屈することなく、あんなにいやらしいセリフを自ら言って
しまうことができる羽川さんはサイコーでした(わはー



ギリギリの決断



「男の子の命がけの決断! なんてカッコいいんだろう……、もしかして、わたし
惚れちゃいそうになってる? ダメダメ、そんな簡単になびいたら、他の男の子たちに
恨まれちゃうからっ。……でも、今だけなら、いいよね?」



これが「今日の昼飯はパンに決めた!」とかだったら、一生、根に持たれるのでしょうね。



ずいぶん長い間悩んでいましたが、ドリパに行くのはやめにします。
元々は、今回は他に用事がなかったら行ってみよっかなーと思ってはいました。
ですが、出展企業のチェックをしていても、オーガスト以外は特に興味を惹かれない
ことに気づきました。
ステージイベントも特に見たいものはありませんし、地元開催ならともかく、大阪まで
出向いて得られるものがどれだけあるか、と考えたら、そこまでして行くこともない
だろうと。
入場料も高いし、交通費もかかりますしね。
そんな理由で、行かないことに決めました。決めるのが遅くなって、ごめんなさい。



「西尾維新 アニメプロジェクト ガイドブック」を貰ってきました。
なくなってなくてよかった(笑)。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/25

「夜明け前より瑠璃色な- Brighter than dawning blue - for PC」4周目~♪



予定通り、姉さんルートに入りました。
ほややん状態になりまくりなのです。生足にドキドキしちゃダメなのですよ~。



ほややん



「うん? どうかしたのかな~。ははぁ~、撫でてほしいんでしょ。目を見れば
わかるの。いいよ、べつに。でもね、先にわたしの頭を撫でて欲しいなっ♪」



この子にお姉さん役は無理かも、なんて思いました。



今日も暑いですね~。ま、必殺アイテムのうちわがあるから、平気なんですけどね。
……なぜ必殺。



ハガレンのマンガを読みたいなあと、古本屋さんをぐるぐるしているんですが、
ほとんど置いてないよね。好きな人が多いから、あまり中古屋に流れたりしないのかな。
買い揃えるわけにもいかないので、こういう時ってやっぱりマンガ喫茶とかに行くほうが
手っ取り早いんだろうなあ。



今日もねむねむ。運転してて、意識が飛びそうになりました。うわあ。
疲れとかじゃなく、ただ眠いだけなんだよね。
ああ、夜更かしがイケナイってわかってるんだよ?



阿良々木くんは、妹相手にいろいろヤリすぎだと思うんだ……。
羽川が知ったら、マジで凹むんじゃなかろか。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/24

「C3 -シーキューブ- VI」 水瀬葉月 電撃文庫




C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)






毎度毎度お馴染みですが、このさんは毎回マッパにならないと気がすまない
のでしょうか(笑)。
今回はいつもよりはおとなしめかな。新キャラが三人もいるからしょうがないかも
しれませんな。
その分、水着分でカバーですよ!
いんちょーさんの涙目がたまりませんですのことよ!!
さらに、巻末におけるおわびイラストがもうっ、もうっ!!!(オチツケ



夢の世界へ



「こ、こらこら~、せっかくわたしが起こしに来てあげたのに、それはちょっと
ひどいんじゃないの! よ~し、こうなったら、さっき撮ったキミのカワイイ
寝顔を教室の黒板に貼っちゃうんだからね!」



やめれ~。その写真はともかく、写真を撮られるような状況を想像されたら
大変じゃないか。



オーガストさんのページの、採用情報の女の子が可愛くていいですなあ……。
それにしても、オーガストの環境はすごくよさそうでいいですね。



意識がとぎれそうなぐらいに眠いんですが。



ちょ、阿良々木くんってば、妹の胸をごく自然に揉んでいるんだが(わはー



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/23

「化物語 下」 西尾維新 講談社




化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)






まさか千石ちゃんまでボケるとはっ!
いろんな意味ですごいな、まったく。
そして、戦場ヶ原さんの暴言もすばらしいし、車でのひと時も、あの場所でのあれも、
最後のツンデレサービスも何もかもが。
もちろん、神原も八九寺も羽川も、そして忍も。
どう考えてもハマリすぎだろと思うけど、好きなものを好きでいられるのはきっと
それだけで幸せなことなんだと思うな。



「THE IDOLM@STER」(公式)千早43週目



アミューズメントカレッジゼロ 津島店です。



ボーカルマスター、ゲット~♪
ま、敏腕付きのアイドル神でしたし、結果だけ見たら楽勝でしたが、特別オデは
どうも緊張するので、全力で思い出3連発してしまいました。
これは、Aランクも夢じゃないかも(笑)。



「夜明け前より瑠璃色な- Brighter than dawning blue - for PC」翠、クリア~♪



うわ~、すごく時間かけちゃいましたが、やっとクリアしました。
達哉の行動が、結び付けてくれたのかな。
それにしても、フィーナはいいポジションだなあ。



さて、新キャラも終わったので、続きはPC版と同じ順番で進めましょうかね。
ってなわけで、次はさやか姉さんです。



梅雨の合間の



「こういう時は、晴れてもあんまりうれしくないんだよね~。なんだか心から
喜べない感じ。ようし、今から楽しく過ごすために、突然デート宣言を発令します。
さあさあ、わたしを遊びに連れて行って?」



それじゃあ、自転車町内一周旅行にでも(ぇ



暑いですね~。
弱火でじりじりあぶられているような、中途半端な感覚が。
眠さもあまり抜けなくて、こういう時は食べ物で刺激を加えるのがいいのかもね。



なっ……、ガハラさんが、デレた、だと……?
昨日はあまり読めなかったので、感想はこれだけですが。
ところで、あることに気づきました。
阿良々木家の子どもたちって、みんなカレンダー繋がりだったんですね。
暦(こよみ)はそのままだし、火憐(かれん)は「カレン」ダーだし、
月火(つきひ)は月火(げつか)だし。
もし、三人目の妹がいたら、きっと火水(ひすい)ちゃんか、水木(みずき)ちゃん
だったんだろうなーなんて思ったり。



久しぶりにゲームやった……そんな、梅雨の中の晴れた日でしたとさ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/22

(ぷちSS)「雨やどり」(Canvas2)(竹内 麻巳)



 窓から見える外の景色は、雨色。それも滝のような土砂降りで、朝からものすごい勢い
で止みそうな気配は少しも見えない。
「今日は……お客さん来ないかもね」
 人気の無い店内を見回して、軽く溜息をついた。



 毎週、決まった曜日は家の手伝いと決めているので、美術部部長としては部の活動が心
配ではあるものの、顧問の先生もいるので大丈夫だろう。
 もっとも、その顧問の先生がいれば、の話。
 今日も、首根っこひきずって部室に押し込んでから、急いで帰ってきたのだ。
 しかしながら、急ぐ理由はあったが、必要はなかったのかもしれない。
 普段なら、それなりには繁盛しているのだが、今日に限ってはまぎれもなく雨のせい。
『喫茶店やどりぎ』。
 その名のとおり、鳥が足を休めるように、疲れた人が足を休めに来てくれるお店である
といいなと思う。
「とは言え、この雨ではね……」
 降り止まない雨は無いとは言うけれど、今日のお客さんはあきらめたほうがいいのかも
しれない。
 父に話してみるとお前が決めろと言うので、少し考えて、今日のところは早めにお店を
閉めさせてもらうことにした。
 時間の無駄とまでは言わないが、こんな雨の日に来るお客は、偶然立ち寄ったのでなけ
れば、よっぽどの変わり者だろうし。
 そんなことを考えながら、営業中を示す札を下げようとドアを開けると。
「おっ、出迎えご苦労さん、竹内」
 よっぽどの変わり者が、濡れ鼠になって立っていた。



「まったくもうっ、どうしてこんな日に来るんですか、上倉先生は」
 私はいつものように文句を言いながら、先生の頭をタオルでごしごしと擦る。
「いてっ、イテテ。もっとやさしくしてくれないと、立派なメイドさんとは言えないぞ、
竹内部長?」
「ウェイトレスですから」
 衣装はまさしくメイドのそれだが、あくまでもウェイトレスなのだ。
「それじゃあウェイトレスさん。あったかいコーヒーを一杯もらえるか」
「……かしこまりました。少々お待ちください」
 タオルを先生に渡すと、私はにこやかな営業スマイルを浮かべた。
「まあ、迷惑だとは思ったんだが、ちょうど公園に差し掛かったところで傘がぶっ壊れち
まったんだ。ここに『やどりぎ』があって助かったよ」
 先生の話を聞きながら、私は父にオーダーを通す。
 すぐにコーヒーが出てきた。それも二杯も。
「どっちにしろ、今日はこれで店じまいなんだろ。先生もすぐに返すわけにはいかないか
ら、後はお前に任せた。そのコーヒーは、前払いの駄賃だ」
 と言って、父は奥に引っ込んだ。まあ、しょうがないかしらね。



 コーヒーを飲みながら、先生と話をする。内容は、部活のことだったり、部活のことだっ
たり、部活のことだったり、雨のことだったり。
「それにしても、中々止みませんねえ……」
「お前の部活話も中々終わらなかったんだから、おあいこだろ」
 それとこれとは関係ない、と私は思う。
「このままぼーっとしてるのも暇ですし、絵でも描きませんか?」
「え?」
「え? じゃないです。絵です」
「まあ、こういう景色はなかなか見ることができないからな。モチーフとしては斬新だが、
アイデアとしては悪くないな」
 これは、褒めてくれているんだろうか。
「それでは、今から道具を取ってきますので、ちょっと待っていてくださいね」
「ああ、雨が上がるまでここから出られないから、急ぐ必要は無いぞ」
 先生の声を聞きながら、私は思った。
 できるだけ長く、この雨が降り続きますように、と。



おわり



どしゃどしゃ降るなあ



「こういう雨を、今流行りのゲリラ降りって言うんでしょ? あれ、ちょっと違ったかな。
えーと、まあ細かいことはいっか♪」



もう、このまま大らかに育ってください(笑)。



雨自体は、午前中ぐらいがピークだったんですが、昼からはかなりじっとり感がいっぱい
でした。
そんな中、「あまやどり……やどりぎ……Canvas2」という流れで、SSが練成されました。
多分、これは今日じゃないと書けないし、書かないお話だったと思います。



……まさか、歯磨きごときでこんなに興奮するとは思いませんでした(性的な意味で
しかも、実妹って……。ガハラさんに殺されちゃうううう(えー



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/21

今週の獲物~ (画像はこちら)



「ビーチスターズ」 6 森尾正博 小学館



「みんなのヒ・ミ・ツ」 鯨晴久 GA文庫
「白銀のローレシアン 2」 上原りょう 一迅社文庫
「花守の竜の叙情詩」 淡路帆希 富士見ファンタジア文庫



「偽物語 上」 西尾維新 講談社
「偽物語 下」 西尾維新 講談社



「画集 おとなの萌王」



たまには画集も買って、勉強しますよ~。



競馬「マーメイドS」



1 コスモプラチナ
6 マイネカンナ
10 ニシノブルームーン
11 セラフィックロンプ
12 ブーケフレグランス
15 ムードインディゴ
16 リトルアマポーラ

単勝、上記
10-15-16ワイドBOX



予想的中! いぇいっ!!
先行・逃げの傾向があったので、それを中心に選んだのがよかったですな。
ワイドに選んだのは、本命だった場合のオッズの低さから保険みたいに
しておいたのが、今回は良い方に転んだわけで。
これで、今月分の損失ぐらいは取り戻せたな。
今年は的中率だけはかなりのものなので、後はいかに回収率を上げるかですね。



「2009年7月の新番チェック~」




・化物語(7/7 26:28~)テレビ愛知

・うみものがたり~あなたがいてくれたコト~(6/24 25:29~)CBC
・うみねこのなく頃に(7/1 25:58~)テレビ愛知
・狼と香辛料II(7/8 26:28~)テレビ愛知

・CANNAN(7/9 27:35~)東海テレビ
・大正野球娘。(7/16 26:00~)CBC



以上、6作品ですね~。
水曜だけ、ほんのわずかに時間が重なってますが、1分だからたぶん大丈夫。
「うみものがたり」はCBC最速ですね。珍しい(笑)。
「けいおん!」なんて二週遅れだってのに。おかげで「大正野球娘。」も開始が遅いのよ。



私信です



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました。
��孝平は吸血鬼ハンターです(笑)
うまいこと言われましたーっ(わはー
それじゃあ、
「ああ、支倉君……。寝ても覚めても君のことが頭から離れないんだ……」
こっちの吸血鬼もメロメロですね(ぉ



M-A-T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました。
若干、状況は違いますが、無意識に倒していたのは実体験ですよ(笑)。
風呂上りに本を読んでいて、気がついたら右手にべったりと。



時の棲む森(早坂充さん)
SSの感想ありがとうございました。
せっかくのブログですし、システムを活用してみました。
血まみれ、という意味ではないので、実際には血がついていた程度ですね。
染まるって表現は瑛里華の誇張演出ってことで。



気ままな場所(福hideさん)
06-21 夜明け前より瑠璃色な SS『フィーナの贈り物』
王族と言っても、ちゃんと家族の時間を過ごしているんですよね。
こういう時に頼りになるのは、やっぱりミアですね。



そういえば、地球の文化を月にっていうのは本編でもありましたが、月の文化を
地球にってのはありませんね。
せいぜい月の料理ぐらいになってしまいそうですけど。



SSの感想ありがとうございました。
シリアスなお話は他の方におまかせです。僕はいつでも小ネタが好きなのです(笑)。
��だけどその蚊は誰の血を
他の人の血でもいいんですが、一応、瑛里華です。
やられた瞬間に倒したってことで。



まったり空間(マクさん)
SSの感想ありがとうございました。
��寝てる間に吸われて不死蚊
……ああ、なるほど。そんな設定すっかり忘れてます。
えーと、今回はばっちり撃墜しているので、復活はないってことで。
そして、眷属と言えど不死ではないので、殺せば死にますよね。
というところで言い訳完了(えー



��放課後ウインド・オーケストラ
間違いなくおもしろいと思うんですけどねー。コミックスも重版かかってますし。
本誌(スクエア)からセカンドに移った時点で、いやな予感はありましたが。



Sketches and company(ブタベストさん)
06/15 湊智花(ロウ・きゅーぶ!)
うおおっ、まさか智花で来るとは!
僕も絵が入り口でしたが、ストーリーにはまったクチですね~。
そして同じ理由で電撃文庫マガジン買ってますし(笑)。



ドライ好き?



「おめめはぱっちりだから、平気だよ。それとドライヤーはちょっと高めの物を
大切に使ってます。あとね、ドライブは大好き! 今年の夏は、わたしを海まで
連れて行ってくれるよね?」



この時期、除湿は気持ちいいよね~。



今日はまったり&片付けの日でした。
これで小説が整理できたので、いつでも取り出せます。そして、失くしたと思って
いた「スレイヤーズすぺしゃる23」も出てきたよ(笑)。



「偽物語 上」読み終わり~。
ちょっと拍子抜けな結末ですが、それ以前で十分お腹いっぱいだから、あまり気にならず。
やはり羽川最強か……(ぉ



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/06/20

「未来への贈りもの-岡田文化財団寄贈作品展-」



開催期間はまだまだありますが、せっかくのお休みですし、友人を誘うこともできたので
行って参りました。
会場の三重県立美術館は津駅の西なので、交通の便で言うなら電車のほうがいいのでしょうが、
うちからはわりと近いので、るーこさんで行きましたよ。
まあ、下道で2時間ぐらいですし。
特に迷ったりすることもなく、到着。



ちょうどお昼時なので先に食事をしようというわけで、美術館の駐車場に車を停めてから、
徒歩でお店に向かいました。
お店の名前は「氷花餃子」。昨日、検索したら見つかったお店です(笑)。
「ランチセット」と「氷花餃子」をいただきました。
ランチはメンとごはんもののセットで、特別おいしいというところはなかったんですが、
値段が安いので、これなら満足できる味ですね。
そして、お目当ての「氷花餃子」は、これです。



f:id:kmx1328:20090620222721j:image



網目の膜で繋がっているのがわかるでしょうか。
すっごくきれいなんですよ!
網のパリパリ感と、餃子のジューシーな味わいがとてもおいしかったです♪
三重に二店舗、そして神奈川に二店舗あるそうなので、お近くの方はぜひ行ってみましょう。



さて、腹も膨れたところで美術館に向かいます。
お店からは坂道を登ることになるんですが、なんとも雰囲気が静かで落ち着いている
ところです。名古屋で言うなら、八事のような町並みかな。あの高級感というかセレブ感(わは



入場券を買って、中に入り、順に見ていきました。
今回は特定の作家さんだったり、ジャンルではないので、場所ごとに見る速度は変わったり
しますが、全体的にはおもしろかったです。
わかりやすい、と書くと語弊がありますが、風景画や人物画のほうが僕は好きです。
抽象的な絵もいいんですが、あまりにも抽象的すぎて???となるものもありますから。
と言いつつも、それを見ながらいろいろ想像するのは好きなんですが。
表現にはいろんな方法があって、それは受け取り方によってもいろんな見方があるんだなー、
と言うことを思いました。



以上、なんだかメインの感想が少ないですが、これで終わりです♪



氷の花のように



「冷たくてきれいだってことかな? ありがとね、でも、わたしはどっちかと
言うとあたたかいの。見た目じゃわからないでしょう。……さわって、みたい?」



ごくりと、生唾を飲み込みましょう(笑)



「未来への贈りもの-岡田文化財団寄贈作品展-」を見に、津にある三重県立美術館
まで行ってきました。
下道で2時間ぐらいです。高速を使っていたら、もっと時間がかかっていたかも。
土日はどうしても渋滞しますからね~。
お昼は、美術館近くの「氷花餃子」というお店に行きました。
おいしかったですよ~。詳しくは、次のエントリーにて。



羽川さんも悲鳴をあげるのか……。武力はほとんど無いかもしれないけど、総合力なら
ナンバーワンかもしれない羽川に悲鳴をあげさせる阿良々木くんはすごいね(わはー



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/19

寝る前にプレゼント



「キミのプレゼントは、なんというか、だんだん量が多くなってる気がするんだよね。
こういうのって、喜んでいいのかな。幸せが不安ってこともあるんだけどね……」



贅沢な悩み、と言ってしまってよいものやら。



今週はぼーっとしていたら過ぎていました。正確には先週から。
「物語」シリーズを読める喜びは、今は何にも代えがたいです。寝る前の楽しみですね。
寝る前だから、適当なところで読むのをやめられますが、もしこれが休日の昼間だったら、
きっと止まらないと思うの。
そして、休日の前夜も怖いよね。夜更かしバンザイ状態になりますから(笑)。
PVが公開されてから、毎日のように繰り返し見ています。あと、二週間か。
待ち遠しいな。



ちょっと、八九寺だからといって、そんなにセクハラしてていいのか……?
もしかしてこれが原因で、ひたぎさんに……されてるんじゃないよね。



明日はお出かけしてきます。晴れるといいな。天気予報ではくもりなので、雨の心配は
ないと思うけど。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/18

「空の境界 Remix -Gate of seventh heaven-」



すでに観てから十日も経ってますが。



ぶっちゃけてしまうと総集編なんですが、あくまでも七章へ向けての総集編であり、
時系列順に並んでいるので頭の整理にも役立ち、尚且つ、新規カットもありで、また
一味違った味付けになっております。
そして、新しい予告もあり。
七章を迎えるにあたって、最適な状態になるのでしたー。



さあて、こちらでは公開日は未だ不明ですが、それまでに小説を読破しますわ。



薄々そうじゃないかと思ってたけど



「う、ううう~~~、薄い薄いって二回も言わないでよ! わかってるもん、もっと
高い山のほうがキミは好きだって知ってるけど、ううう、すぐには大きくならないん
だよ? そりゃ、キミはすぐに大きくなるけどさ」



そういう問題じゃあないと思う。



今日、ジャンプスクエアセカンドを立ち読みしてきました。
すっごくショックでした。
なぜなら。
「放課後ウインド・オーケストラ」が4巻で完結だってよ、コンチクショー!!
もしかしてそうじゃないかなとは思ってたけど、掲載誌が変わっただけでまだ続くんだよね
って思ってたのに。
地味だけど、すごくおもしろいのに。
……地味だから?
いや、キャラクターも多いし、それぞれのエピソードをやるだけでももっとお話が
できそうなのに。
もったいないなあ。
最終巻は書き下ろしページがたくさん入るそうなので、楽しみに待ちたいと思います。



そんなショックを受けながらも、「偽物語 上」を買うべく、本屋を巡りました。
……6軒目でやっとみつかった(わは
実は5軒目でみつかったことはみつかったんだけど、汚かったのでヤメ。
せっかくだからきれいな本が欲しいのよ。こんなところで妥協したら僕は一生妥協する
人間になってしまう!
……とまでは思ってませんが、ここまで来たらもう一軒まわってやるぜって心境でした。
なんやかんやで、ちゃんと手に入ったんだからよかった~♪



ぱんつだけだと思ったら、それ以上だった!!
何を言ってるのかわからないと思いますが、とにかくそんな感じでした。
あの状況で言葉責めってどんだけおもしろいんだよ……。



SSの感想ありがとうございます。
今はテンションのコントロールができないので、個別の返信は週末までお待ちいただけると
嬉しいです。
チョコレート二十グラム、爽健美茶二百ミリリットル、気まぐれ五パーセント、皆様の感想
二百五十バイト以上で、僕のSSは練成されています。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/17

「化物語 上」 西尾維新 講談社




化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)






日記に読み途中から感想らしきものを書いていたので、あらためてここに書くことが
ないような気がしますが、それでも書いておきます。



とにかく会話文のおもしろさにいろんなものを持っていかれましたっ。
パロディ要素も多いですが、そんなことは些細なことですし、それすらも味付けの一部で
あることは疑うまでもありません。
一話目の「ひたぎクラブ」を読んで、それがおもしろかったら間違いなくオススメです。



お気に入りは、戦場ヶ原ひたぎさん。なぜ「さん」付けなんだ(笑
彼女の毒舌、いや暴言は、とても素敵なもので練成されています。



禁忌の扉に



「さ、さわっちゃった? え、見ただけ? そう、それならまだ大丈夫だよね。
女の子のぱんつは一目見ただけで目に焼きついちゃうんだから、さわったら
もう大変なことになっちゃうんだよ?」



真実かどうかは、試してみないとわからないなっ!(えー



禁忌の扉というか、偽物の賢者の石というか。とにかく、今の僕にはFAのSSを
練成するのは、質&量を無視しているので、比較的簡単にできるのだなあと
思ったり。
なんとなく思い描いた文章が書けてしまうのは、練成陣無しで錬金術を使うような
もの……かな。
スピードだけは、ジマンできるかもね。



ぱんつがキーアイテムっ?
という妄言はさておいて、「化物語」のPV第二弾が公開されましたね。
これを見た限りでは、キャストに不満はありませんわ。
うん、今から楽しみです♪



夏の新アニメチェックをさらっとやってみたら、火曜と水曜に集中しているのですが(笑)。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/16

(ぷちSS)「ディープブラッド」(FORTUNE ARTERIAL)(千堂 瑛里華)



 六月に入ってから、ようやく梅雨らしい気候になってきた。夕べは結構な強さの大雨で、
窓に叩きつけるように降る雨が滝のようだった。
 いつもよりも早めに眠った孝平は、いつもよりも早く目が覚めた。
 窓から差し込むのはお日さまの光。昨夜の雨が夢だったかのように、きれいな青空が目
に届いた。
 たまには散歩でもしてみよう。
 そう思った孝平は、ジャケットを羽織って部屋を出た。休日だからか、さすがに廊下に
は生徒の姿は見当たらない。
 無意識に静かに歩き、談話室に辿り着いた。
 がちゃりとドアを開けて中に入ると、人の気配がある。
 誰だろうと思う間もなく、窓際に佇む人影があった。
「なんだ、瑛里華か」
 窓際にある紅瀬桐葉の定位置の椅子に座り、ぼんやりと外を眺めていた千堂瑛里華は、
孝平に気がつくと、力の無い微笑を返した。
 孝平は瑛里華の真正面の椅子に座ると、
「どうした、元気ないな。低血圧か?」
 と問いかけた。
「いいえ、健康状態は良好よ。……血液だって、輸血用の物だけど、ちゃんと摂取してい
るしね」
 ふぅ、と小さな溜息をつく瑛里華。
「それじゃ、何か悩み事でもあるとか。俺でよかったら、話ぐらいは聞いてやれるけど」
 たいしたことじゃないのよ、と言ってから、瑛里華は訥々と語りだした。



 夕べのことなんだけどね、夢、を見ていたのかすらも覚えていないんだけど、唐突に目
が覚めたのよ。時計を見たら……二時を少し回っていたわね。
 窓の外はすごい大雨だった。バケツを何杯もひっくり返したようなっていう形容がぴっ
たりっていうのかな、そんな感じ。まったく、ドジな神さまもいたものだわ。
 それで、すぐに寝直そうとしたんだけど……眠れないのよ。
 すごく変な感じなの。学院の教室に忘れ物をしてきた、みたいな。
 もちろん、そんなのは気のせいに決まってるし、忘れ物があったところで夜中に取りに
いけるはずもないしね。
 だから、無理矢理にでも眠ることにした。目を瞑って、耳を塞いで。
 ……でも、やっぱり眠れないの。
 ……そのうち、なんだか背中が暑くなってきたわ。いやな汗が出てきたみたい。
 こんな状態じゃ眠るに眠れないと思ったから、シャワーでも浴びようと思って、洗面所
に入ったの。
 ……そしたらね、そこでやっと今までの違和感に気がついたの。



「何かって言うとね……、私の手が血で真っ赤に染まっていたのよ!!」





「うおっ!?」
 ぐわっと目を見開いて手のひらを突き出した瑛里華にびっくりして、俺は椅子ごと後ろ
にひっくり返った。
「……ぷっ、あっははは……はぁ~、なんともおもしろいリアクションね、孝平♪」
 瑛里華はお腹を抱えて大笑いしながら、俺を見下ろしていた。
「なんだよ、今の話は全部ウソか?」
 瑛里華の手を借りて起き上がった俺は、ぎろりと瑛里華をにらむ。
「ごめんごめん、まさかそんなにびっくりするなんて思わなくって。でも、ウソじゃない
わよ? 全部本当の話」
 手を合わせて謝る瑛里華。まあ、俺も本気で怒ってるわけじゃないけど。
「本当にウソじゃないのよ。私もびっくりしたんだけどね。なんで手に血がついていたかっ
ていうと、知らない内に蚊を退治していたみたいなの」
「……蚊?」
「ええ。孝平だって、眠っている時に蚊が耳元を通ったりして眠れないことがあるでしょ
う。そういう時、むやみやたらに手を振り回したりするじゃない。それで、偶然に蚊を潰
していた……みたい」
 なんだそりゃ。
「蚊も人間の血を吸う生き物だし、吸血鬼の一種みたいなものでしょ。だから、これって
言わば『吸血殺し(ディープブラッド)』よね」
 ……。
「ふふっ、なんだかすっきりしたわ。あ、孝平はどこかに出かけるのかしら。ねね、もし
よかったら、私も一緒に行ってもいい?」
「ああ、別にいいけど」
「それじゃ、ちょっと用意してくるから待っててね」
 そう言って、瑛里華は音も立てずにすごいスピードで自分の部屋に向かった。
 ……なんだかなあ、まるっきり瑛里華のペースだな。
 騙されたのはくやしいが、元気が無い瑛里華よりは、元気が有り余っている瑛里華のほ
うが何倍もいい。
 そう思った俺は、椅子に座りなおして瑛里華がやって来るのを待つのだった。



おわり



俺のこの手が真っ赤に染まる



「わたしへの想いが轟き叫ぶ♪ 頷け!ひっさぁ~つぅ、愛の告白~~~~(はぁと)。
……これ、どっちかって言うと最終奥義よりも恥ずかしいんだけど、キミは間違い
なくオッケーしてくれるんだよね?」



目をそらそうとしたら、両方のほっぺたをつねられます(わは



昨日、がんばった甲斐があったみたいです。
まだ正式ではありませんが、半年ぐらいは安泰かも。ま、これから大変になるんですが。



そんなわけで、今日は少し早めに帰ることができました。……が、本屋で立ち読み
していたらいつもと同じぐらいになりましたとさ(笑)。
コンプのFA、いよいよ真ルートに突入って感じかな。
DCIIも佳境ですし、忘れないようにしないと。



久しぶりにネタがあってのSSです。ちなみに実体験です(わはー



ああ、ますます感想の時間が削られてゆく……。
いえ、自業自得なのはわかっておりますが。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/15

久しぶりに越えた



「だっ、だめだよ……わたしたち、兄妹なんだよ? ……っていうシチュエーションが
好きなんでしょ。もう~、その線は越えちゃダメ。戻ってこられなくてもいいの?」



越えたのは一線ではなく、22時のことでした。
いや~、久しぶりに残業が長引いたと言うか、終わってないんだからしょうがないなあ。
それでも、本を読む時間があったのは幸いですわ。
今夜も、読む時間が取れますし(笑)。
とはいえ、感想を書く時間が取れないのも困りものではありますね。
記憶力が乏しいので、だんだん忘れていってしまいますから。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/14

競馬「エプソムC」「CBC賞」



エプソムは単勝、馬連的中したものの、トータルでマイナスでした。
CBC賞はハズレ。うあー、2、3着は予想してた馬が来たんだよー。
ワイドにしておけば(わは
最近の成績がイマイチだったんで、さすがにプレミアムボックスは買えなかった。



今週の獲物~ (画像はこちら)



「ビーチスターズ」 5 森尾正博 小学館



「ロウきゅーぶ! 2」 蒼山サグ 電撃文庫
「乃木坂春香の秘密 10」 五十嵐雄策 電撃文庫



「化物語 下」 西尾維新 講談社
「傷物語」 西尾維新 講談社



「電撃文庫MAGAZINE VOL.8」



まさか、新書サイズの本がこんな短期間で増えるなんて(笑)



私信です



淡色館 (来島あわさん)
06/12 かなで(FORTUNE ARTERIAL)
なぜスク水にその帽子(笑)。どんなシチュエーションなんだろう。



M-A-T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました。
桜で隠れてますから、周りには気づかれてませんよ(えー



そして、シンシアとはまだ出会っていませんので、平気です(ぉ



時の棲む森(早坂充さん)
SSの感想ありがとうございました。
初音島なら、『さくらシュトラッセ』なんて名前の通りはできませんしね~。
ちなみに、七月でも八月でも同じネタが使えます(えー



まったり空間(マクさん)
06.14 少女作家と麻巳ちゃん先輩(Canvas2SS)
なんだ、霧じゃなかったんですか(ぉ
しかし、マミーちゃん……じゃなくて麻巳ちゃんも妄想……じゃなくて想像力が
豊かですねえ。
物理的手段とは、やはり某ボンバー的なアイテムを用いたということでしょうか。
ひとつ気になったんですが、最後のほうにある「鷲署ルみ」とは「わしづかみ」って
読むんですよね。
「わし」はともかく「づかみ」はこんな字なのかな、と思ったもので。



毒を食らわばデレになる



「つまらないことを言ってると早死にするわよ。もちろん、私があなたを殺して
あげるって意味だけど。肉体的に、精神的に、それから物理的に」



この世から消えてなくなれとー?



え、ええと、多分ひたぎさんと阿良々木くんの会話はこんな感じだと思うんですが、
難しいな、くそう(ぇ



蒸し暑さは幾分減りましたが、それでもすっかり夏……みたいな気候ですねえ。
カキ氷とか、もう販売されてるのかな?



「化物語 下」を、昨日買ってきて、んで夜から読み始めて、今日の昼で読み終えて
しまいました。うおお、このハマリっぷりは、高畑京一郎先生の「タイムリープ」
以来かもしれません。
あれは確か大学の頃で、珍しく昼からの講義だったので、本屋に寄り道して
上巻を買って、行きと帰りの電車内で読み終えて、最寄の本屋でその日のうちに
下巻を購入したことがあったのですよ。
今回も、今日の午後に出かけて、「傷物語」買ってきましたもん(笑)。
アニメ化がきっかけで手にとって見たんですが、こういう作品に出会えてよかったなって
思います。



ちょうど、登場人物はFAのキャラを当てはめられそうなところもありますね。



・戦場ヶ原ひたぎ:紅瀬桐葉
・八九寺真宵:悠木かなで
・神原駿河:千堂瑛里華
・千石撫子:東儀白
・羽川翼:悠木陽菜
・忍野忍:千堂伽耶



ま、まあこの配役だと瑛里華さんが怒りそうな気がしますが、他に入れそうな
場所がないんでね。ま、某所の下着シリーズとかあるんで、あながち間違っても
いないでしょ(わは
こんなことを考えるぐらいには、好きな作品ですわ~。



それと、サイドバーに読書メーターをつけてみました。
まだ最近の本しか登録してませんが、暇な時に昔の分も追加して行こうと思います。
やっぱり、表紙が出るほうが目にも止まるし、いいよね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/06/13

(ぷちSS)「六月のさくら色」(さくらシュトラッセ)(マリー・ルーデル)



「春美、そろそろ3卓のお客様のデザート……」
 そろそろ頃合かと、優佳が厨房にやってくると、
「おっし、できた! マリー、仕上げ頼む」
「わかりました。ここをこうして……できましたっ。優佳さん、お願いします」
 流れるような作業で、コース料理のラストを飾るデザートが完成した。
「オッケー。これでオーダーのあった料理は終わりね。それじゃ早速持っていくわね」
 上機嫌で優佳は料理を運んでいった。



 ここはレストラン『かもめ亭』。再開当初は半人前だった春美も、二ヶ月ほどが経ち、
だいぶ余裕が出てきていた。それは、調理補助として一緒にがんばっているマリーのおか
げもあるのかもしれない。
「ようし、今のでオーダーは最後だっけ。んじゃ、こっちは一足お先に片付けに入るか」
「はい。私、お皿洗いますね」
 と言いながら、すでに皿を洗い始めているマリー。
 最初は魔法でなんでもこなしていたマリーだったが、春美の料理に対する気持ちを知っ
てから、厨房で魔法を使うのはやめていた。
 それは、魔法使いである彼女にとっては不便なことなのだが、マリーはイヤな顔ひとつ
しないで、春美の補助を務めている。
「春美さん、お皿はこれで全部ですか?」
「こっちに戻ってきている分は全部だな。後は、フロアにある分だけだ」
「それじゃ、フロアのお手伝いに行ってきますね」
「あ、そっちはゆー姉とかりんがいるから大丈夫だろ……って、もういないし」
 自分から率先して仕事をしてくれるマリーには、本当に助かっていた。
 しかし、がんばってくれるのはいいが、働きすぎではないだろうか。
「かりんなんて、何かありゃサボってるのになあ……」
「みーくん呼んだ? お皿引き上げてきたよ~」
 噂をすれば何とやら、かりんが両手に皿を持ってやってきた。
「おう、サンキュな。……あれ、マリーはどうした?」
「おそうじしてるよ?」
 厨房からそっと顔を出してみると、マリーはテーブルを拭いたり、お客様のテーブルを
回って水を注いだりとフロアでも笑顔で働いていた。
「で、お前はここで何やってるんだ?」
 きょとんとするかりん。
「えっとねー、休憩!」
「俺は、そんなことを許可した覚えはないんだが#」
「みーくん、目が怖いよ?」
 じりじりと後ずさるかりん。
「お、お、お仕事してきま~す!」
 猛ダッシュでかりんがフロアに戻っていった。
「ったく、しょうがないやつだな。まあ、もうすぐ営業時間も終わりだから、ちょっとぐ
らいなら大目に見てやってもいいんだが」
 相手がかりんなので、そういうわけにはいかないのであった。



「はい。それでは今日も一日お疲れ様でした!」
「お疲れ様でしたっ」
 優佳の挨拶で、今日のかもめ亭の営業は終わりを告げた。
「最近、少しずつだけど、お客さんが増えてきています。みんなには苦労をかけるかもし
れないけど、明日からもよろしくお願いします。ってなわけで、ごはんにしましょう♪」
「きゃっほぉー♪ ごっはん、ごっはん~、きょーおーのごはんはなんだろな~♪」
 いつものことだが、ごはんの時間はかりんがやたら元気になる時間である。
「今日はお前の好きなハンバーグだ。それと、チーズの特売があったから、隠し味に入れ
てみた」
「わ~い、みーくん大好き~」
 さっそくハンバーグを頬張りながら、笑顔を全身で表現するかりん。
「ハルミにしては、いい仕事」
「ん、どういうことだ。ルゥリィ?」
 マリーの隣で、ルゥリィが黙々と食べている。
「ルゥリィは、チーズが好物なんです。ね、ルゥリィ?」
「うん。チーズを好きな人に悪い人はいない。ハルミは、チーズ好き?」
「えーと、あらためて聞かれるとどうなんだろ……って、なんで俺のハンバーグ食ってや
がるんだよ、ルゥリィ!」
 ルゥリィのフォークが春美の皿に忍び寄り、ハンバーグを一切れ、掠め取っていた。
「……ハンバーグじゃない、チーズを食べただけ」
「ハンバーグの中にチーズが入ってんだよ~」
 嬉しそうに『チーズ』を食べるルゥリィをにらみつける春美。
「あ~、ルゥリィちゃんばっかりずるい~。みーくんみーくん、ボクにもボクにも!」
「お前にやったら俺の分がなくなっちまうだろ」
「みーくんのどけちっ、かいしょーなしっ」
「なんでそうなる……」
 かりんの食い意地が張っているのはいつものことであり、これぐらいの騒がしさでは優
佳も目くじらを立てるようなことはしないのだった。
「ったく、アンタたちは相変わらずね~。ところで、明日はお休みなんだけど、マリーちゃ
んはどうするの? あたしは早紀と出かけてくるから、お昼も夜も食事はいらないからね」
「あ、はい。わかりました。お休みですか……、特に何も考えてなかったですね~。春美
さんはどうするんですか?」
「そうだなあ……、たまにはデートでもするか」
「へ?」
「へ、ってお前なあ。普通の彼氏と彼女なら、休みの日はデートをするものなんだぞ」
 まあ、マリーは普通の女の子ではないのだが。
「それに、マリーは働きすぎなところもあるからな。休日ぐらいはゆっくり休んでもらい
たいって気持ちもあるし」
「春美さん……」
 春美を見つめるマリーのまなざしが熱っぽくなっている。
「なんか、目の前で堂々とデートの相談をされるとムカつかない? ルゥリィちゃん」
「うん、二人だけでやってろ」
「??? よくわかんないけど、みーくんのハンバーグは食べてもいいよね?」
 ひとり、空気を読めない子のかりんだった。



 そんなわけで翌日。
 ゆー姉は昨日の宣言通りに朝早くから出かけていった。ルゥリィは朝食を食べたら、いつ
のまにか姿を消していた。きっと、近所の猫たちと遊んでいるのだろう。ちなみに、かり
んはもちろん学校である。
「それじゃ、俺たちも出かけるか。マリーはどこに行きたい?」
 マリーはアニメが好きだから、アニメショップとかだろうか。
「えっと……それじゃあ、公園に行きませんか?」
「……公園?」
「はい」
「……ま、いっか」
「はい♪」
 マリーが行きたいっていうんだからな。何も特別な場所に行くことがデートってわけじゃ
あないからさ。
 戸締りを確認して、俺とマリーは並んで歩き出した。
 六月は梅雨の時期だけど、今日は天気の良い日で散歩日和ともいえる日差しだ。街路樹
の緑が、日の光を受けて気持ち良さそうにしている。
「もうすっかり桜もなくなってしまいましたね~」
 緑一色になってしまった桜の樹をマリーが見上げている。
「桜は春の中でも、ほんのわずかな時期だけだからなあ。この通りも『さくらシュトラッ
セ』なんて名前がついてるけど、その時期以外はどこにでもある普通の商店街だしな」
「それでも、私は好きですよ。桜だけが素敵な通りではなくて、住んでいる人たちもみん
な素敵な人たちですし。それに……春美さんにも会えた街ですし」
 真顔で恥ずかしいセリフを言われた。
「……いや、お前と最初に会ったのは、あの事故現場だからな」
 照れ隠しから、ついついそんなことを言ってしまう俺。
「うぐっ? ……その節はご迷惑をおかけしました~」
 しょぼんと落ち込むマリー。おいおい、冗談が通じないヤツだな。
「えーと、まあなんだ、まだまだマリーの助けは必要なんだから……こ、これからも俺の
そばに、いてくれないとな!」
「……はいっ♪」



 公園に着いた。
 ……。まあ、どこにでもある公園である。
「そう言えば、ここに来たのはお花見以来かもしれません」
 なんとなくベンチに座ってのんびりしていると、マリーがそんなことを言い出した。
「そうなのか? まあ、ルゥリィはよく散歩に出かけてるが、お前はあまり出かけないな?」
「……どうせ、私はオタクでひきこもりですよ」
 なぜここで凹む?
「別にお散歩がキライってわけじゃあないんですよ? ただ、ひとりで出歩いてもつまら
ないな~と思いまして。だから、今日は春美さんがいっしょで嬉しいです」
「そう言ってもらえるとこっちも嬉しいけどな。でも、どうせだったら桜が咲いてる頃だっ
たらよかったよな。さすがに六月じゃあ桜は咲いてないし」
 俺が言うと、マリーはにっこりと微笑んだ。
「桜なら、ほら、ここに」
 マリーの手のひらには、桜の花びらが乗っていた。いや、手のひらだけじゃない。いつ
のまにか、辺りは桜でいっぱいになっていた。
「ちょ、またお前は魔法を……!」
「いいじゃないですか。ここは厨房じゃありませんし。それに、春美さんとのはじめての
デートなんですもん、オマケしてください♪」
 そんな風に嬉しそうに言われると、そんな気がしてくる。ったく、しょうがないなあ。
「それにしても、お前ってなんでもアリだよなあ」
 桜の時間を巻き戻して、とかそんな感じなんだろうな、よくわかんないけどさ。
「魔法使いですから。でも、今からするのは女の子なら誰でも持っている魔法ですよ」
 そう言って、マリーはさくら色のくちびるをゆっくりと俺のくちびるに押し付けた。
 それは、やわらかくてあたたかい気持ちになる、さくら色の魔法だった。






 おわり



ムシムシしないで~



「うにゃ~~~、今日はすっごく暑いね~。今年一番の不快指数かも。う~ん、
誰も見てないし、脱いじゃおうかな? え、キミはノーカウントだもん♪」



からかわれてる、これってからかわれてるよね?



ゆうべ遅かったくせに、「化物語」を読みつつ夜更かしして、今日も早起きして
読んでました。なに、このハマリ具合は。
その甲斐あって、上巻は読み終えました~。
美味しいところで登場するのが戦場ヶ原さんですな。



さくらッセSS、なんとか書き終えました。
以前から、一度書いてみたいなと思いつつ、こんなに遅くなってしまいました。
慣れていないので、調べながらだから時間はかかったけど、裏技が使えるので、作中の
時期は気にしなくても良かったのが幸いかな(笑)。
ところで、さくらッセのSSって、普通に検索しても全然見つからないんですが、どれだけの
人が書いてるんでしょうねえ。
まったくいないってことはないと思うんですが……。
ファンディスクが出るくらいには、売れたし人気がある作品だと思うのに、二次創作は
さっぱりな気がします。
僕のアンテナが低いせいもあると思いますが。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/12

今日までだってば



「知らなかったの? もう~、自業自得っていうんだよ。たまにはわたしの忠告を
聞いたほうがいいってわかったでしょ。それでも、キミはわたしのちゅーのほうが
いいて言うんだよね……」



うあ、ちょっと呆れてる?



レイトショーを観に行ったら、遅くなってしまいました。
元々行くつもりはなかったんですが、何気なく休み時間に調べていたら、なんと
放映が今日までじゃないですか。
これは行かねばっというわけで、「チョコレート・ファイター」を観て来ました。
感想はまた後日に。
そういや、空の境界の感想もまだだっけ。



「化物語」第二話まで読みましたっっ!
いやあ、もう、ツンデレちゃんこと、戦場ヶ原ひたぎさんがサイコーですわ♪
阿良々木くんも満更でもないのですが、彼は彼で小学生の女の子相手になんてこと
してんだか(わはー
このシーン、ひたぎが見てたら、がじゃこってやられてたんじゃなかろか。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/11

「リリスにおまかせ! 2」 麻宮楓 電撃文庫




リリスにおまかせ!〈2〉 (電撃文庫)

リリスにおまかせ!〈2〉 (電撃文庫)






うむむ、さくさく読めるし、挿絵もかわいいのですが、肝心のお話がどうにもイマイチ。
悪くは無いのですが、やっぱりラブコメじゃないよねえ~。
あと、宮坂さんが委員長なのに、どうにも使えない子扱いなのは、なんとかしてあげて
ほしいところですわ。
しかも、今回の最後は思いっきり放置されたままだよね?



私信です



いつか見上げた、あの青空の下で・・・ (マスターうーさん)
��6月11日 まりや(おとボク)
お嬢様っぽくないところがまりやらしいところですね。
ちなみに、瑞穂ちゃんはやっぱり海の家で着替えたりするんでしょうね。



読書タイマー



「いつも熱心に読んでるよねえ~。ねえ、何読んでるの? ……ちょ、ちょっと
それってもしかして噂に聞く感動小説、じゃなかった肝脳小説、でもなくてっ、
官能小説という文学作品だよね?」



この子の知識は時々片寄っているんじゃないかと思うわけで。



雨か~、はふぅ……と思っていたら、昼過ぎからあっさりと晴れ間が。
夕方はちょいと暑く感じるぐらいで、もう少し雨勢力もがんばってほしい
ところですわ~。



夕刊を見ていたら、三重県立美術館にモネの絵があるというので調べてみたところ、
二枚だけでした。
でも、他の作品も結構たくさんあるようなので、時間があったら行ってみたいもの
ですね~。
「未来への贈りもの-岡田文化財団寄贈作品展-」は7月20日までだから、まだ
日にちもありますし。
観覧料が安いのも嬉しいところ(笑



「化物語」第二話読んでますっ!
なんで毎日報告してますか。
だってだって、ひたぎさんがおもしろいんですよ。
阿良々木くんを罵倒するためなら、自らを貶めるその潔さ!(?)
『私のような行き遅れのメンヘル処女』なんて、普通言えませんわ。
これは、会話文を大笑いしながら読む作品なんですよね、多分。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/10

「放課後トゥーランドット」 みかづき紅月 一迅社文庫




放課後トゥーランドット (一迅社文庫)

放課後トゥーランドット (一迅社文庫)






まずは、何をさしおいても楼蘭様でしょう。
彼女の強烈なキャラクターは、全てを凌駕しているのですから。
そして渚さんのボリューム感たっぷりのふたつのふくらみも捨てがたい。
肉泥棒イベントのハプニングは、このためにあったのだと(笑)。



お話自体もなぞなぞを絡めていておもしろかったのですが、いろいろ
疑問に思ったりしたところが解決されていないのが残念っちゃ残念ですね。
ということは、続きがあるってことなのかな。
おっぱい疑惑もあるので、続きがあるならそのあたりを重点的に
攻めていただきたいところです(わはー



夏に備えて



「大丈夫大丈夫。心に余裕を持っていれば、たとえ贅沢なお肉を食べたって、
体の贅肉に変換されることは無く、心の贅肉になるだけなんだから♪」



どんな理屈なんでしょうか。



体調不良を理由に筋トレをサボリ気味に過ごしていたら、なんとなくお腹
まわりがぷにぷにと。……うそん。
腕立て伏せはよくやりますが、腹筋はあまりしないのがいけないのかね。
これは、気をつけねばなりませんな。



「化物語」第一話読み終わりましたっ!
なんでこんなにテンション高いんだと自分でも思いますが、おもしろかったの
だからしょうがないです。
毒舌を吐かれると、ゾクゾクしますよね?(ヘンタイだ



本はたくさん読めますが、ゲームができないサイクルになってます。
どうしたもんでしょうねぇ……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/09

「スレイヤーズすぺしゃる26 ミッシング・セイント」 神坂一 富士見ファンタジア文庫




スレイヤーズすぺしゃる(26) ミッシング・セイント (富士見ファンタジア文庫)

スレイヤーズすぺしゃる(26) ミッシング・セイント (富士見ファンタジア文庫)






個性って大事な要素のひとつだけど、その方向性はちょっとなあ(笑)。
多少は相手の好みに合わせることも必要だとは思いますが、さすがにそこまでは
できませんわ。
これが、愛ってやつか(ぇ



これにて、スレイヤーズの感想は終了です。
さすがに飽きてきたなあというのが本音です。でも、作品自体は楽しめるんですよね~。
長編シリーズはとっくに終わってるのに、どこまでも続く短編は本当にすごいなあ。



私信です



気ままな場所(福hideさん)
SSの感想ありがとうございました。
タイトルのとおり、サプライズだらけのお話にしましたが、みんなが喜ぶ
パーティーになってよかったです。



Sketches and company(ブタベストさん)
06/08 瑛里華(FORTUNE ARTERIAL)
日本人離れしたスタイルというか、これが似合うのはモデルのあの人と瑛里華ぐらいの
ものでしょうか。孝平もどっきどきですな。



06/09 さな子さん
夏のお嬢様といった趣で、今すぐ軽井沢にでも避暑に行きたくなりますな(早すぎ



日の出の写真
なんだか風景画のように見えますが、現実の写真なんですよね~。
自然は見ていて飽きませんね。



つゆ入り



「うふふ、キミのおつゆ、あふれちゃいそうだよ? もう、しょうがないなあ~、
……はい、これでいいよね。それじゃ、わたしの愛情たっぷりの手打ちそばを
召し上がれ♪」



特に深い意味はないです。深読みはダメなのです。



東海地方は梅雨入り宣言が出たようですが、今日はまだ大丈夫でした。
明日辺りから、天気が下り坂に入るのかな。
最近暑かったので、これで少しは涼しくなるといいね。



昨夜、風呂上りに買ったばかりの「化物語」を読んでいたんですが、こりゃ
おもしろいわ。
毒のあるヒロインといいますか、漫才のような会話がとにかくすばらしい。
人気の一端がようやくわかった気がします。
つか、今更すぎますかね?
でも、これが絶版本でないから、出会えたとも言えますし、本との出会いは
早いに越したことは無いけど、遅くても十分に幸せなんだなと思いました。
読み終えるまで、毎晩が楽しみです♪



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/08

「生徒会の福袋 碧陽学園生徒会議事録外伝」 葵せきな ドラゴンマガジン文庫



まさか、ゲマズの販促グッズのあれが雑誌の付録になるとは……。
ま、細かいことは気にしちゃダメだよね。
むしろ、書下ろしが読めてラッキーみたいな気持ちで。
あとがきも杉崎だしね(わは



私信です



M-A-T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました。わざわざ旅先からどうもです(笑
だって、いおりんの案ですからね~。



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました。
ただ騙すだけじゃなく、びっくりさせて喜んでもらうためのパーティーなのです。



気ままな場所(福hideさん)
06-07 FORTUNE ARTERIAL SS 『千堂瑛里華誕生日記念SS「誕生日に逆襲を」』
自分の嗜好をさらけ出すのは勇気がいりますね。これも瑛里華への愛でしょうか?
逆襲したつもりでも、さらに逆襲されそうです。それどころか、陽菜も参戦して
くるかも(笑



時の棲む森(早坂充さん)
��月7日
・FORTUNE ARTERIAL sideshortstory「家族」
他に誰もいないと、伽耶さんも素直になるのかな。それとも、身にまとっている
衣が無い状態だからなのかも。



SSの感想ありがとうございました。
いえいえ、仕返しなんてありませんよ。
次の孝平の誕生日が、もっとすごいことになるだけですよ(笑



まったり空間(マクさん)
06.08 『あの喫茶店で(千堂瑛里華 2009年誕生日SS)』
その喫茶店かー!(わはー
「すみませーん、持ち帰ってもよろしいでしょうか」というセリフを危うく
口に出しそうになった瑛里華さんなのでした……なんちて(えー



SSの感想ありがとうございました。
��新作を作れーってかなでさんが
脳内では暴れまくりですが(ぇ
��瑛里華さん、自ら
このメンツでは、嫌がるのは瑛里華の役目じゃないんですよ?
��……孝平も鍛えられてますね。
そもそも、伊織の案を採用してますからね~。



復帰おめでとうございます~。
睡眠は重要ですものね。僕は幸いなことに、寝ることに関しては平気なほうですね。
……仕事中でも眠れますし(ちょ



やまぐうのページ(やまぐうさん)
��月8日 『FORTUNE ARTERIAL』瑛里華で小文「使って意味あるプレゼント」
いつでも使えるプレゼントだからこそ、意味があるとも思えますね。



SSの感想ありがとうございました。
伊織がパーティーに参加するだけでも派手になりますし。



夏が来れば思い出す?



「ちっちゃい頃は毎朝早起きしてラジオ体操してたっけね~。しかも、ラジオ体操の
前にはみんなでかくれんぼとか、とにかくたくさん遊んでたよね。……今は、少し
でもたくさん寝ていたいって思っちゃうんだから、オトナになっちゃったってことかな?」



精神的には変わってないよね(笑



夏、真っ只中! という感じの日差しですね~。
さすがにまだまだそれほど暑いわけではないんですが、景色だけ見ていると完全に
夏ですもの。
歩いている人も肌の露出が増えてますし、今年もちゃんと夏がやってきますね。



昨日はなんとか書けましたが、ここのところ宿題を溜めがちなので、順番にやって
いきたいものです。
ここだけの話、昨日のあれ、裏のテーマはグレンラガンでした。ぶっちゃけシモンの
セリフです。TV版なら11話、劇場版なら紅蓮篇(わはー
「俺を誰だと思っている!」



まずはあれ。それから続きもののあれ。そして、連載のあれと、新シリーズのあれ。
あればっかりだな、おい(わはー



うわ、そういや昨日はF1だったんですね。見逃した……。
今年はちゃんと観続けていたのに……ちょっとショックです。
結果だけ見ましたが、またしてもバトンですか。
ブラウンGP恐るべしだなあ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/07

競馬「安田記念」



うああ、超本命ですかっ!
単勝も枠連も取ったけど、それでもマイナスなんだよ、コンチクショウ(わは
今回、購入時にウオッカ-ディープスカイの馬連の倍率が枠連よりも低かったので
枠連を買ったんですが、結果を見たら同じだった(笑)。
わーん、今日は単勝を副賞にしておけばよかったなあ。そしたら1~3着まで
当たってたし。
しかし、ディープスカイはウオッカを越えられないのかなあ。
去年からあと一歩及ばずばかりなんだが。
��歳の差が原因なのか、それとも……。



今週の獲物~ (画像はこちら)



「D.C.II ~ダ・カーポII~」 4 龍牙翔 角川書店



「化物語 上」 西尾維新 講談社
「サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY」 河野裕 角川スニーカー文庫



「ドラゴンマガジン」 2009-7



「FORTUNE ARTERIAL ドラマCD 全巻連動購入特典」



初めて西尾維新さんの本を手にとってみました。



(ぷちSS)「サプライズ・パーティー」(FORTUNE ARTERIAL)(千堂 瑛里華)



 窓の外は梅雨の時期なのにも関わらず、夏を先取りしたかのような晴天だった。
 監督生室は生徒会の仕事でいつも忙しく、無駄話をしている暇もないほどだ。
「暑いわね……」
 珍しい瑛里華のつぶやきを聞いた孝平は、こっそりと白を呼んで、耳打ちした。
「わかりました。少々、お待ちくださいね」
 と言って、白は給湯室に入っていった。



 数分後、タイミングを見計らった白が出てきて、瑛里華の前に立った。
「瑛里華先輩、お茶にしましょう」
 両手にお盆を持ち、人数分のお茶とお菓子が用意されている。
「あら、気が利くわね、白。今日のおやつは何かしら?」
「『さゝき』の水ようかんです。冷たくしておきましたので、お早めにどうぞ」
 そう言って、お茶とお菓子を置いた白は、孝平にだけわかるように微笑んだ。
「う~ん、冷たくて美味しい~。まだ夏には早いけど、今日のような日には水ようかんは
ぴったりのおやつだと思うわ」
 瑛里華はにこにこと笑いながら水ようかんを口に運んでいる。
 今がチャンスだ。
「瑛里華、ちょっといいか」
「なあに、孝平」
「相談に乗ってほしいことがあるんだが」



「ふむふむ。要するに、とある生徒の誕生日祝いをやりたい。で、どうせなら驚かせたい
というわけね?」
「ああ。下級生に相談されてさ、なかなかいい案が思い浮かばなくって。瑛里華も考えて
もらえると助かるんだけど。もちろん、仕事の邪魔だって言うんなら遠慮してもらっても」
 と孝平が言いかけた言葉を、瑛里華は遮る。
「孝平、私を誰だと思っているの。学院のみんなの為に働くのが生徒会長なの。その生徒
会長である私が、生徒の悩みをないがしろにするなんてありえないわ!」
 言い切った瑛里華の背後に、真っ赤な炎が見えていたのは、孝平の気のせいではない。
「瑛里華先輩……、素敵です」
 頬を染めながら、うっとりと白が瑛里華を見つめる。
「そうね……。それじゃ、こういうサプライズ・パーティーはどうかしら?」
 瑛里華は自信に溢れた瞳を孝平に向けた。



 数日後の六月七日。この日は日曜日だったが、正午きっかりに全寮放送が流れた。
『ぴーんぽーんぱーんぽーん。やあ、みんな。久しぶりだね。新入生のみんなははじめま
して、かな。前生徒会長の千堂伊織だ。
 こうやって寮の放送を使わせてもらっているのは、とあるイベントの告知をしたかった
んだ。
 今日の午後三時。時間がある人はツキ……じゃなくて、穂坂ケヤキ跡地に集合してくれ。
なるべく、たくさんの人数が集まると、俺も嬉しいな。友人、知人、生徒や先生、誰でも
オッケーだ。今すぐ自分の携帯のアドレスに載っている全員にメールを送ってくれ。
 それじゃ、待っているよ~。ぴーんぽーんぱーんぽーん』



「ったく、何なのよ、あれはっ!」
 憤慨しながらも集合時間の15分前には、瑛里華は穂坂ケヤキ跡地にやってきていた。
「まったくもう、兄さんは卒業しても兄さんなのよね」
「当たり前だろ。まあ、何が始まるかは始まってみてのお楽しみだな」
 孝平をじっとりとした視線で見つめる瑛里華。
「……なんか、あやしいわね」



 時間になり、伊織が仮設されたステージに上がった。
「みんな、今日は俺の為に来てくれてありがとう! いやー、まさか”全員”が集まって
くれるなんて思わなかったよ」
 そう、寮の外に出かけている生徒たちはさすがにいないが、寮に残っていた生徒たちは
全員がこの場に集まっていた。
「俺も心の底からうれしいよ。それじゃあ、さっそくはじめようか! 『千堂瑛里華さん
お誕生日おめでとうパーティー』を!!」
 伊織がそう言った瞬間、みんなが隠し持っていたクラッカーを鳴らした。
「え、え、どういうことなの……?」
 ひとり、何も知らされていない瑛里華は、目をぱちぱちしている。
「どうした、瑛里華。早くこっちに来いよ。主役が来なくちゃはじまらないだろう?」
「え、あ、うん」
 よくわからないまま、瑛里華がステージに上がると、大歓声が瑛里華を迎えた。
「いやー、支倉君に頼まれちゃってさー。瑛里華の誕生日をサプライズでお祝いしたいん
ですけど、何かいい案はありませんかってね。んで、俺は『そんなの、本人に考えさせた
らいいだろ』って言ってやったんだ」
 そこまで言うと、伊織は持っていたマイクを孝平に投げる。マイクをキャッチした孝平
が、後を続けた。
「そんなわけで、これからここにいるみんなで大ビンゴ大会をはじめたいと思います! 
 瑛里華のために用意されたプレゼントがここにあります。これを、このビンゴ大会の優
勝者に差し上げます」
 孝平の説明に、みんなが歓声を上げる。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ。私のプレゼントなんでしょ、それ?」
「そうだけど?」
「じゃあ……」
「でも、瑛里華が考えたんだぞ、これ。ビンゴ大会の優勝者がプレゼントを貰うほうが、
白熱すると思わないってさ」
 確かにそうだった。数日前、孝平に相談された時に瑛里華自身が考えたのが、このビン
ゴ大会だったのだ。
「くっ……」
 しばらくうつむいて身体を震わせていた瑛里華だったが、次に顔を上げたときは、いつ
もの勝気な笑みを浮かべていた。
「……やってくれるわね、孝平。おもしろい、実におもしろいわ。そうよね、白熱するっ
て言ったのは私。だから、その言葉を私自身で証明してみせるわ。私、千堂瑛里華が全力
で証明してみせるわ♪」
 言い切った瑛里華の背後に、真っ赤な炎が見えていたのは、孝平だけではなかった。



 そして、熾烈を極めたビンゴ大会がはじまった。
 参加人数が多いこともあり、通常よりもマス目が多い上、ひとりずつ番号札を引くので
やたらと時間がかかっていた。
 ただ、予想外だったのは、ひとりひとりが瑛里華のためにプレゼントを用意しており、
番号札を引いた生徒が順番にプレゼントを優勝商品に追加していくのだ。
 少しずつ商品が豪華になっていき、少しずつビンゴの確率が上がっていく。
 みんなの期待は加速度的に上昇していった。
 そして……。
「さーて、そろそろビンゴが揃ったヤツが出てもおかしくない頃合だが、リーチのヤツは
ステージに上がってくれ」
 伊織が言うと、瑛里華と孝平の二人がステージに上がった。
「おや、この二人だけかい? 神様も粋な計らいをしてくれるもんだねえ~。愛し合う二
人が、最後にはひとつだけのものを賭けて争うんだから」
「そんなんじゃないでしょ!」
 全力で瑛里華が突っ込んだ。
「ちなみに支倉君は何番で揃うんだい?」
「俺は、82番ですね」
「ふむ、瑛里華の胸のサイズか。瑛里華は?」
「……88番。ってか、誰の胸のサイズよ! それ去年のデータだから」
「残念だったね、支倉君。瑛里華の胸、縮んだみたいだよ?」
「んなわけあるかっ! 成長してるって言ってるでしょ!!」
 瑛里華の魂の叫びが会場中に響き渡った。それと同時に、みんなの笑い声が会場をいっ
ぱいに満たした。



「……なんとなく、予想していたのよね」
 がっくりとうなだれる瑛里華。
 瑛里華が引いた番号は、瑛里華の胸のサイズ(昔)だった。
「というわけで、優勝は現生徒会副会長の、支倉孝平君に決定~。おめでとう、支倉君。
早速だけど優勝者インタビューをはじめよう。今の気持ちは?」
 伊織が孝平にマイクを向ける。
「ええっと、まさか優勝できるとは思っていませんでした。本来なら、仕込みで瑛里華に
優勝させるのがいいんでしょうけど、今回のパーティーは企画通りなのは最初だけでした
から」
「まあ、そりゃそうだよね。そのほうが俺もおもしろいし。では、商品はどうするんだい?」
「これは……こうします」
 そう言うと、孝平はうずくまっている瑛里華の肩に手をかけた。



「瑛里華、誕生日おめでとう。俺たちみんなからのプレゼント、受け取ってくれるか?」



「孝平……」
 瑛里華がびっくりしたように顔を上げる。
「ごめん。実は、最初から誰が優勝してもプレゼントは瑛里華に渡すように決めてたんだ。
だって、おかしいだろ。これは瑛里華の誕生日パーティーなんだからさ」
「……ひどいわ」
「え?」
「私をだましたのね?」
「い、いや、そういうつもりはあったというかなかったというか」
 ふるふると肩を震わせる瑛里華に、孝平はおろおろするばかり。
「ごめん。ほんとにごめん。もう絶対瑛里華をだましたりしないからさ。な?」
 ぺこぺこと孝平は瑛里華に平謝りだ。
「……ふふふっ、孝平ったら本当におろおろしてる」
「え?」
「どう、驚いたかしら? 今日は孝平にもみんなにも驚かされてばっかりだから、最後く
らい私が驚かしてもいいでしょう。だって、これはサプライズ・パーティーなんだから♪」
 瑛里華がにこりと笑うと、みんなも笑い出した。
「みんな、どうもありがとう。私は、今日とっても驚いたけれど、とっても楽しくて幸せ
な一日だった。これからも、学院をおもしろくするために全力でがんばるから、みんなの
力を貸してね。以上、突撃生徒会長、千堂瑛里華! ……なんてね♪」
 笑顔の連鎖はどこまでもどこまでも続いていった。






 おわり



今日は……大雨だな



「こんな日は、濡れちゃってもしょうがないよね。今日だけ、今日だけなんだから」



ハガレンを見た人だけわかってもらえればいいです(ぇ



予想はしていたんですが、こんなに衝撃だとはなあ。
ごはん食べ終わるまでは、なかなか筆も進まなくて、苦労しました。
それでも、一応書けたので載せておきます。
久しぶりすぎてテンションがおかしかったりしますが、瑛里華のお話です。
執筆・構想合わせても3時間くらいなので、いろいろチカラ業ですが。
まさか、3回目を祝うとはなあ(笑)。まだ発売から2年も経ってないってのに。



さあて、ルゥリィさんのご機嫌を取らねば。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/06/06

ムリな時もあるよね



「わかってるよ……、ガ、ガマンできなかったんだもん、しょうがないよね。
でも、次はもう少しガマンするように。わかった、お返事は?」



ういっす。



うみゅ、やはり時間が足りませんでしたね。
映画を観に行かなければ、よかったのかもしれませんが、もう遅いし。
というわけで、あまり脈絡がなさすぎですが、ルゥリィさん、お誕生日
おめでとうございます。本来、予定してなかったあなたの出番のシーンは
ちゃんと書き終えているのですが(笑)。



「……とっとと書け」
 げしげし。
 痛いっ、でも感じちゃうっ?(えー



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/06/05

「わたしたちの田村くん 2」 竹宮ゆゆこ 電撃文庫




わたしたちの田村くん〈2〉 (電撃文庫)

わたしたちの田村くん〈2〉 (電撃文庫)






すべてきれいにハッピーエンドーって終わり方ではないんですが、こういう
『まだまだ物語は続くぜ』的な終わり方も、いいのかなーと思えるものでした。
どっちかに決められれば、話は簡単なんですが、そういうものじゃないしね。



うちあわせは手短に



「目と目で通じ合えるぐらいなら、打ち合わせも必要ないのにね~、ぱちっ☆
……あれ、伝わらなかったの? ア・イ・ス・か・っ・て・き・て♪」



だんだん横暴になってきている気がしますが。



打ち合わせとか会議って、どうにも時間だけ消費しているようであんまり好きじゃ
ないんですが。
こんな感じで進めようぜってんで終わってくれりゃいいんですが、せっかくだから
この場で決めちまおうとするから時間かかるわけで。
だって、何の準備もしてないんだもん。
頭だけで考えててもよくわかんないこともあるわけで、そういうことは後回しでも
いいんじゃないかと思うんだけどなあ。
意思の疎通が大事なのはわかるんだけどね。
まあ、仕事がもらえそうなのは喜ぶことだよね。



明日から「空の境界」のRemixがいよいよ名古屋でも公開です。
仕事なので、最初の上映には厳しいかもですが、21時40分の回には行きたいな。



〆切を決めていたわけではないのですが、たまたま調べながら書いていたら、
ある事に気がついたので、予定日が決まりました。
出来そうではあるんですが、ギリギリなラインですわ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/04

「わたしたちの田村くん」 竹宮ゆゆこ 電撃文庫




わたしたちの田村くん (電撃文庫)

わたしたちの田村くん (電撃文庫)






買ったのもずっと昔なら、読んだのもずっと昔の本です。
でも、感想書いてなかったので、ずっと置いてありました。



「とらドラ!」がおもしろかったので手を出してみたのが、そもそも手に取った
きっかけだったのですが、さすがというべきか、おもしろかったです。
なんだかんだいっても、男は女の子のことをほっておけないわけで、それが
可愛かったり、少しヘンだったりしたら尚更ですよね(えー



私信です



淡色館 (来島あわさん)
06/04 楓(痕)
ひそかに、今月末発売予定のリニュ版が気になっていたりします。
ずっと前に購入したけど、結局時間が取れずに処分しているので、これを機にやって
みたいなーと。……でも、やっぱりムリかなあ。うーん、どうしよ。



いつか見上げた、あの青空の下で・・・ (マスターうーさん)
��6月04日 はやて(なのは)
今回は以前のゲーム風のアレはないんですね、ちょっと残念。



Sketches and company(ブタベストさん)
06/01 マリー(さくらシュトラッセ)
それでは、次こそ魔法服のマリーさんで思う存分「たゆんたゆん」しましょう!



気ままな場所(福hideさん)
06-03 けいおん! SS 『さわちゃんの秘密のお部屋』
どんだけストレス発散してるんですか、さわちゃん……。
ほんと、最初の頃のやさしくてきれいなさわちゃん先生はどこへ行ったのやら(わはー



耳を澄ますとき



「……そこっ! ふっふっふ、このわたしにかかれば、蚊の一匹や二匹なんて
ちょちょいのちょいだってのよ。あれ、キミはどうしてほっぺに真っ赤な
モミジをこさえてるの?」



この場合、悪いのは蚊なのかね。



ここのところ、ちょっとずつ寝る時間がズレているせいで、昼間はやたらと
眠たいです。でも寝オチするほどでもないので、風邪っぽい感覚というか、
頭がぼんやりしてるというか、ふわふわ時間というか(ぉ
ズレてると言っても、普段と違うのはせいぜい10分から20分なのに、
どーうーしてこんなに眠いの~。
普段はぎりぎりで睡眠不足にならない程度の睡眠を取っているということなのか。
それとも、単純に生活リズムの違いを敏感に察知してるだけなのか。
まあ、そんな大げさなことはないだろうなってのが、正解だと思うけどね(笑)。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/03

「神のまにまに! ~カグツチ様の神芝居~」 山口幸三郎 電撃文庫




神のまにまに!―カグツチ様の神芝居 (電撃文庫)

神のまにまに!―カグツチ様の神芝居 (電撃文庫)






序盤はちょいとイマイチかなあ、と思いながら読み進めていたのですが、
中盤からはおもしろくなったのでよかったですね~。
やっぱり、あの子の正体がわかったことと、あの子の本性(?)がわかったことが
よかったのかも。
主人公のじんえいも意外にしっかりしてるしね。
次はカグツチさんの出番はないのかな。つか、次が出るかはまだわかりませんが、
出るといいなあ。



六月になったんだから



「もう五月病なんて言ってられないよね~。ほらぁ、きりきり歩かないと、わたしが
他の男の子に告白されちゃってもいいのかな?」



妙な脅迫になったものです。



今日の仕事は予定通り、ちゃんとこなせました。
うんうん、いつもこうだと気分よく過ごせるんですがね。
しかし、なぜか右の手首が痛いんですが、どうしたんだろ。
そんなに力仕事はしていないはずなんだけどなあ。



ごはんのお話っていうことは、やっぱりアイツの出番か?
「きゃっほぉ~♪ ご・は・ん、ご・は・んっ」
うーん、やっぱりごはんは削ろうかなあ……。
「なんでっ? ごはんがないとボク生きていけないよぉ~」
こんな感じで、ぼちぼちやってます(わは



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/02

「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」



PartIよりは爽快感に欠けるように感じたけど、時間の長さは感じさせない
おもしろさでした。
いろいろアレンジがほどこされているので、首を捻りたくなるところもありますが、
そういうのは割り切って楽しみのが正しい見方でしょうね。





元々、劉備軍は空気なんですが、その中でも趙雲だけは見せ場がありましたな。
あの棒高跳びは異常だろ(わはー
あと、呉軍が一生懸命に油壺を作っていたのはわかりますが、敵の曹操軍も対抗
するかのように投げた石が爆発するのはなんでだろうかと(笑)。
よく見えなかったけど、こっそりと爆薬仕込んであったんだろうか。



あそこまで行ったら、曹操をヤってしまえばいいのに。
小喬が無事ならそれでいいのか。
勝者はいないって言ってたから、そういうことなんだろうけどね。



まわり道でも、進もうね



「たとえ時間がかかっても、確実に身に付けていくほうが絶対にいいんだから。
だから、時給の少ないバイトでも、いっぱいこなせば、わたしへのプレゼント代
ぐらいは稼げるよね♪」



そして、手元には残らないというわけで(えー



専門外のことでしたが、とりあえず解決したみたいでよかった。
対処法がわかっていればひとりでもがんばれますが、わからないことはどう
調べればいいかもわかりませんしね。
ようやく、明日にはテストサンプルが作れそうです。
何のことやらわからないでしょうが、仕事の話です(笑)



思い出すためにやり直したり。ちょうど一年ぐらい前は熱心にやっていたんだよね。
ネタは固まりつつあるので、少しずつ進めたいな。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/06/01

「夜明け前より瑠璃色な- Brighter than dawning blue - for PC」3周目~♪



はたして、麻衣はマウンテンカレーを後日、制覇することができたのでしょうか(笑)



「タユタマ」(Lump of Sugar)4周目~♪



アメリと仲直り~。
アメリは、なんつーかいろいろと察しがいいというか、自己完結してるのが
よくないんだよな。
脳天気だけど天然じゃないというか。
アメリルートでも、こんなに素直じゃなかった気がする(笑)



「スレイヤーズすぺしゃる 25 騎士道のススメ」 神坂一 富士見ファンタジア文庫




スレイヤーズすぺしゃる(25) 騎士道のススメ (富士見ファンタジア文庫)

スレイヤーズすぺしゃる(25) 騎士道のススメ (富士見ファンタジア文庫)






��ページ目から笑わせてくれるなあ。
しかし、最後のお話も相変わらずのくだらなさ(褒めてます
駄洒落で人間もやめちまうぜ(わははー



私信です



気ままな場所(福hideさん)
06-01 FORTUNE ARTERIAL SS 『刺激的な味には御注意を』
刺激物というより、むしろ劇物(笑)。
気づかずに食べていたら、孝平は眷属になって復活していたことでしょうね。



服と一緒に気持ちも替えて



「魔法少女が変身するのは、ただカワイイからってだけじゃないんだよ。気持ちも
一新して、がんばるためなんだから。それで、わたしはもっとカワイクなるために
着替えるんだよ~」



今日から衣替えですね~。
と言っても、通勤通学の時間帯から少しズレているので、直に見たわけじゃ
ありませんが。
格好は涼しくなっても、まだまだ六月。夏の半歩手前なので、うっかり体調を
崩さないように気をつけないとね。



アイマスDSの公式ページもオープンしましたね~。
ニコニコのたるき亭でもPVが公開されてますし、楽しみ楽しみ。
ところで、キャラ紹介を見ると、秋月涼は『こっそり抱えた大きな秘密』って
ありますが、これってやっぱり『ボ、ボク実はオトコノコなんです!』みたいな
ことですかね? ほら、声的にも(笑)



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。