2012/08/14

「おおかみこどもの雨と雪」

家族のお話、なんだよね。それも親の視点の。

最初は観ようとは思ってなかったものの、評判良さそうなので観に行ってきました。

あらすじは映画館で観た予告などで知っていたけど、どういう決着になるか、さっぱり
でした。それが、ちょっと予想外だったのかな。
おもしろかったけど、すごく感動できたとか泣けたということは、ありませんでした。
それは、自分が親ではないからなのかもしれません。

普通のこどもではなく、おおかみこどもの雨と雪。
雪はお姉さんで、小さな頃から活発だった。
雨は弟で、雪とは違っておとなしかった。
でも、雪が小学校に通うようになって他の子と触れ合うようになって、少しずつ変わって
いく。
雨も、ある日を境に狼らしさに目覚めたのか、学校には通うけどあまり行かずに、
山によく行くようになる。
狼であり、人間でもあるふたりが選ぶのは、どういう生き方か。

というのがお話のポイントでした。
最初のイメージからは正反対の生き方を選んだふたり。
どちらが正しいとか悪いとかはなくて、満足感や達成感のようなものも感じられなかった。
ただ、そう感じたのは、自分が人の親ではないからかもしれない。
子どもを育てて、独り立ちするぐらいまで育てた頃に見たら、違う感想になるのかも
しれないなと思いました。

自然の風景や田舎の人間関係など安心して見られますが、「時をかける少女」や
「サマーウォーズ」のようなワクワクするような気持ちは、中盤までかな。
雨と雪が狼になって走り回っているところは、すごくよかったです。

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