2012/09/09

「殺戮ゲームの館<上>」 土橋真二郎 メディアワークス文庫


タイトルの意味が、下巻を読み終えてわかった気がした。

なんとなく興味を惹かれて購入したものの、なかなか読み始める気分になれず
かなり積まれていたのですが、部屋の整理のつもりで読んでみたらこれがすごく
惹きこまれるおもしろさでした。
下巻もすでに読み終えておりますが、上巻は当然のごとく中盤というところで終わってます。

僕は理性的に推理してみたのですが、登場人物の心境になってみるとなかなか冷静では
いられないんだろうなってのがよくわかりました。
だって、キレる人多いし(ぇ
閉鎖状況で実際に人が死んでいるのに、冷静に推理してるのなんて人としておかしいと
言われたら、そりゃ凹むわ。
自分のためだけに推理してるわけじゃないのにね……。

そんなわけで、この作品のヒロインは彼女の亜美でも、サークルのマドンナ的存在の
恵美でもなく、年下だけど冷静な後輩の藍ちゃんであることはゆるぎない事実です。

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