2013/01/05

「愚者のエンドロール」 米澤穂信 角川文庫


アニメ見てるからすごくわかりやすいなー。ラストはアニメだとわかりづらいから変えたのかな。

もやっと感は同じですね。これは作品の質がどうのこうのではなく、トリックの
解決における回答という意味で。

自分から進んでやることはないだろうけど、人から頼まれれば、それも美人の
先輩から「お前だけが頼りだ」と言わんばかりに頼まれては断れないというのは
わかりすぎるほどわかってしまうなあ。
それだけに、「完璧な推理」をしたと思いきや、それは推理としては明らかに
間違っており、だからと言って誰が困るわけでもなく。
残るものは、踊ってしまったという気持ちだけである。
時間がないということも、間違えた要因かな。追い詰められた時に至った回答は、
なかなか間違いに気づけないものだから。
古典部の面々からそれぞれ指摘されて気づいていくところは、なんともほろ苦さ
満点でした。

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